「広島県福山市 統計調査研究会」の研修会で 講師を務めました。

長野淳子

長野淳子

テーマ:講演会・セミナー・講座

昨年の11月 「広島県 福山市 統計調査研究会」 の研修会で、講師をさせて頂きました。



会場の福山市役所には、築城400年の「福山城」の見事なジオラマがありました。



統計は「揺れる社会の揺るがぬ指標」

「統計調査員」について「統計調査」の管轄である「総務省」のホームページに、
次のように書かれています。

統計は「揺れる社会の揺るがぬ指標」と言われています。
「統計調査員」は、その「揺るがぬ指標」を作るために 国が行う
「統計調査」の第一線で活躍して頂く方です。


具体的には、
国勢調査・労働力調査・家計調査・工業統計調査・商業統計調査 などの調査票を、
調査対象である世帯や事業所などに 配布 し、その趣旨や内容について 説明 を行い、
記入された調査票を 回収 し、その 点検・整理 などを行います。

統計調査の対象となる方々は、多くの場合、統計調査員が訪問して初めて、
自分が調査対象になっていることや、調査の内容について知ることになります。

このため、調査対象の方々の中には、その調査について知らなかったり、
仕事が忙しかったりなどで、統計調査に協力して頂くことが難しいことがあります。

実際「統計調査員」という仕事は、大変な仕事だと思います。
統計調査員の多くが10年以上されているベテランの方々ですが、その多くの方が、

「以前は、こんなに苦労しませんでした!」
「本当に調査のやりにくい時代になりました!」
 と仰います。

その原因は「共働き」「オレオレ詐欺」「個人情報保護法」
更にここ数年は「コロナ」が、追い打ちをかけています。

「共働き」で、多くの世帯が「日中留守」在宅していても「居留守」を使われる。
やっと話せてもまさしく敷居は高く、インターンホン越しに「断られてしまう」

「急に来られてもねえ、今忙しいのよ~」
「統計調査って何? いったい何に使うの?」
「個人情報だから、教えたくない!」
「あなた、本当に統計調査の人?」
「調査員証なんて、いくらでも偽造できるでしょ!」


調査対象が隣近所の顔見知りで、普段からお付き合いがあれば、まだ受け入れやすいでしょうが、
そのほとんどは「初対面」で、ましてや「調査」となれば、やはり相手は構えます。

何せ、今の世の中本当に物騒で、この頃の 「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」は、
ご丁寧にも自宅に、通帳や印鑑やカードや現金を受け取りに来ますから、全く困ったものです。
そうした状況の中を「調査員」の方々は、1件1件訪問するわけですから、本当に大変です!



そこで今回は、   

『調査訪問時における コミュニケーション・マナー』と題して、
「どうしたら初対面の相手に、快く受け入れてもらえるか」についてお話をしました。



前半は、
● あなたの「第一印象」は6秒で決まる!
● カメラ付き「ドアホン」に気を付けて!
● 「マスク」の上の「目は口ほどに物を言う」
など「表情」の重要性について



後半は「話し方」の重要性について
● 「マスク」をつけての「話し方」
● 「挨拶」と「名のり」のポイント
● 相手の身になって想像してみよう!



更に、
● 受け入れてもらうための「魔法の言葉」
● 自分なりの「言葉」を準備しよう!
● 自分のやり方をもう一度見直そう!
など、訪問先での「言葉づかい」について、具体的にお話しました。



コロナの影響で、3年ぶりの開催となった「統計の日」記念研修会
当日は、福山市の統計調査員、男女合わせて100名以上の方が参加して下さいました。

そのほとんどが 10年以上、中には 30年以上の大ベテラン の方もいらっしゃいましたが、
皆さんとても熱心に参加して下さって、本当にあっという間の2時間でした。



いつも申し上げることですが、私が皆さんにお伝えできることは「ヒント」です。
そのほとんどが「当たり前のこと」で「些細なこと」です。

しかし、その当たり前のことが、些細なことが、実は結構難しい。
頭でわかっていることと、実際にできることには、差があるからです。

そうした 「些細なこと」 を、実際に行動に移してみることによって、
対象者とコミュニケーションがきちんととれるようになり、

「寒い中、お世話様です!」
「調査員の方も大変ですね!」
「一日何軒回られるんですか?」
「気を付けて頑張ってくださいね!」
「ありがとうございます!」

そんな風に言われたら、うれしいですね!!



研修会終了後、参加して下さった方から、

●「この講座は本当に気づかせていただく事の多い場でした」
●「今回の研修会の内容をまとめた資料を配布してほしいです」
●「日頃から姿勢や話し方などを気をつけて生活したいと思います」
●「会話調のしゃべり方で身近に感じました」
●「具体的で笑いもあり、日常生活にも役立ちました」
●「歯に衣着せぬ言い方に、共感、感銘を受けました」
●「実際に挨拶の仕方を皆さんでやったこと、たのしかったです!」
●「挨拶の意味を知ることができ、実践に生かしたい」
●「全て参考になりました。期待以上の内容で良かったです」
●「分かりやすい言葉づかいで、聞きやすかったです」
●「本音での講演は、とても良かったです」
●「今迄の研修会でなかった講演だった。とても参考になりました」
●「講演が終わって、元気になれました」
●「講師の感じのいいしゃべり方で、とてもステキでした」
●「研修会に出席してよかったという達成感がありました」
●「最初から引き込まれる話で、元気を頂きました」
●「身近な話をたくさん聞けて、大変良かった」

などの感想を頂きました。



福山市総務部の皆様、そしてご参加いただきました調査員の皆様、ありがとうございました。
皆さんの「統計調査員」という活動への熱い思いが、私を広島まで行かせました。
どうぞこれからもすてきな笑顔で、ますますご活躍下さい!!



研修会の前日に福山市に着いた折り、役員の皆様に案内して頂いた「福山城」
築城400年を迎えるにあたり、リニューアルされた天守が見事でした。



そして、帰りの飛行機の中から見た「富士山」「雲海に沈む夕陽」は圧巻で、
頑張った自分へのご褒美のような気がしました。


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言葉には話す人の思いが宿ります。「生きた言葉」を日頃から使って、物事を人生をいい結果に導きましょう。ステージ・アップは、司会・朗読・講演・講座など様々なシーンに合わせて「生きた言葉」をお届けします!!

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