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コラム

朗読劇「彼女のこんだて帖」 出演者の声 ⑤

2022年7月29日 公開 / 2022年8月7日更新

テーマ:舞台・ステージ

コラムカテゴリ:スクール・習い事

◆「初めての 朗読劇に参加して」(福山郁江)



今回、朗読劇「彼女のこんだて帖」に出演させて頂きました。
私が朗読した作品は「漬けもの名鑑」~円山知香子のこんだて帖~



「世界一好きだ」といえる恋人「晶」から、待ち望んでいたプロポーズをされたのに、
自分より全てに勝る彼への劣等感から、素直に受け入れられずにいる「知香子」

そんなところに、新潟の母から届いた「宅配便」
中身は、いつも代わり映えしないお菓子や、蕎麦や鰹節やお茶っ葉。
そして、母が作る何種類もの「漬けもの」



「まるで、漬けもの名鑑みたいだな!」
と感激している晶を、ぽかんとした顔で眺める知香子。

「ごはん炊けたよ!」


テーブルには、小鉢に盛られた様々な「漬けもの」が並び、土鍋には白く艶やかな「ご飯」
ださいとばかり思っていた「母の漬け物」が、なんだか妙にすてきな代物に見えてくる。

「ねえ、お母さんに煮物と漬け物伝授してもらってよ!
得意分野をそうやって割り振れば、毎日の食卓がすごい豊かになる!」

そうだ。
私たちの毎日は、かっこいいものと、かっこ悪いものとで出来上がっている。
豊かになるということは、きっとそういうことなのだ。

「豊かになるね」 知香子は、大きくうなずいた。



これまで「朗読会」への参加は何度かありましたが「朗読劇」での参加は初めてでしたので、
演劇の経験が無いのに大丈夫かな...と、最初は少し不安でした。

作品を読み解いていく上で、まず「主人公の気持ち」を考え、
「動き」や「表情」や「読み方」を、何度も先生と確認しました。

中々うまく表現出来なかった時は
「文章に書いてあることだけではなく、その奥を想像して」
とご指導頂き、とても勉強になりました。

今回は、会話の掛け合いもあり、より表現の幅が広がった様に思いました。
当日は、やはり緊張はしましたが、楽しく読む事が出来、嬉しく思いました。



このような素敵な機会を下さった長野先生、会場に足を運んで下さったお客様、
会場スタッフの皆様、多くの方々のお陰で無事に終える事が出来、感謝しております。
ありがとうございました。 (福山郁江)


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この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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