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朗読ボランティア  「杜の音通信」(No.64)

2020年2月3日 公開 / 2020年3月8日更新

テーマ:朗読

コラムカテゴリ:くらし

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
64回目 を迎えた令和2年1月は、以下の4作品を朗読しました。

① サン=テグジュペリ :作 「星の王子さま」 より
② 高草 洋子 :作 「びんぼう神様さま」
③ 長谷川 摂子 :作 「てのひらむかしばなし」 より 「うばのかわ」
④ 向田 邦子 :作 「父の詫び状」 より 「昔カレー」


① サン=テグジュペリ :作 「星の王子さま」 より

  
サハラ砂漠に不時着した飛行士と、
本当のことしか知りたがらない 「星の王子さま」 とのふれあいを描いた、永遠の名作。



『星の王子さま』 は、フランス人作家 サン=テグジュペリ が1946年に出版した
「Le Petit Prince」 を日本語訳し、1953年に出版されたものです。
これまで80ヶ国以上で翻訳され、6000万部以上販売されている、
聖書に次ぐベストセラーとなっています。



今回は、円田さんが、「王子」 と 「実業屋」 の声をうまく使い分けて、読んでくれました。
杜の音の皆さんも、「星の王子さま」 の世界を、楽しんでくれたようでした。

② 高草 洋子 :作 「びんぼう神様さま」  



『お金=幸せ』 という公式が現代人の頭の中に刷り込まれている現代社会で、
この本の内容はその公式を根底から覆す本だと思います。
あらためて、人生の豊かさとは何かを考えさせられる一冊です。



今回は、この作品の導入部分を、松高さんが興味をそそるように読んでくれました。
杜の音の皆さんも、物語の展開を楽しそうに聴き入ってくれました。
次回、この続きをどうぞお楽しみに!!

③ 長谷川摂子:作 「てのひらむかしばなし」より「うばのかわ」

 

恐ろしい大蛇のところへ嫁にいく難をのがれ、ひとりきりになった娘。
行く道をまもってくれたのは、年寄り婆のくれたふしぎな皮でした。
娘のまっすぐな心が、細やかな情景描写のなかに描きだされます。



日本昔話の味わいと、シンデレラのようなロマンチックな話が一つになった物語を、
今回は、田中さんが表情豊かに語ってくれました。杜の音の皆さんも、
じっくりと耳を傾けて下さいました。

④ 向田 邦子 作 「父の詫び状」 より 「昔カレー」



子供の頃に食べた 「カレー」 の思い出や、学生時代に下宿先で食べた 「けったいなカレー」
「カレーライス」 と 「ライスカレー」 の違いについてなど、「カレー」 にちなんだエッセイ。



読み終わった後、お客様から
「私の家も、コマ切れの入った、うどん粉で固めたようなカレーでした」
「向田さんの作品には、懐かしい思い出がたくさん出てきていいですね」
という感想を頂きました。



「朗読ボランティア」 がある日にデイサービスの日を変更する方もいる・・・
今回、担当の方から嬉しいお声を頂きました。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-12.php

この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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