「新幹線の車中にて」 (下り編) その2
日頃お世話になっている方に、
「半年間お世話になりました。これからも宜しくお願いします」 という気持ちを込めて贈る 「お中元」
勤務先の上司や取引先・恩師・仲人・主治医・習い事の先生・懇意の親戚などや、
日頃の厚意に対して感謝の気持ちを伝えたい人、離れて暮らす両親などにも贈ります。
贈る相手について
●両親をはじめ、仲人など個人的に深くお世話になっている方には、欠かさず送ります。
注意すべきは、子供の国公立学校の先生や、国公立病院の医師などの、公務員に対してです。
賄賂性が疑われたり、相手の迷惑が考えられる場合には控えましょう!
●職場関係では、いつもお世話になっている先輩や上司に対して贈ります。
目下の者から目上の方に贈るというのが基本です。ただしこれは必須のものではありません。
●取引先に対しては、会社として贈るのが原則です。
新規の取引先がある場合には、自分で判断せず、上司や担当部署に相談し、判断してもらいましょう。
会社によっては 「贈答品」 を禁止しているところもあるので、相手先の規則などを確認しておきましょう。
尚、よほどのことがない限り、個人として贈る必要はありません。
贈り先別の品物
●取引先や会社関係へは、仕事中に手を汚さずに手軽に飲食できる、
缶コーヒー・ジュース・小分けされたお菓子の詰め合わせなどが適切です。
カットが必要なお菓子やフルーツ、日持ちしない生鮮食品はNGです。
●普段から頂き物の多い方には、重複しそうな日用品類は避けて、
自由に使えるギフト券(商品券)や、季節の味覚の詰め合わせなどが喜ばれます。
●お稽古ごとの先生へは、ハンカチなどのちょっとした小物など、あまり負担を感じさせないものを。
●両親や親戚、知人など親しい間柄の人へは、ライフスタイルや家族構成、好みなどを考えて、
調味料やジュースなどの皆で楽しめるものや、洗剤や缶詰など保存がきく日用品や消耗品などがグッド。
こんな時どうする?
●贈る相手が 「喪中」 のときは?
お中元やお歳暮はお祝いの品ではなく、感謝の気持ちを伝えるものですから、
相手が喪中であっても、贈ることに問題はありません。
ただし、不幸から時間が経過していない時は、気落ちしていたり、
身辺が落ち着いていないこともあるので、四十九日を過ぎてからにした方がいいでしょう。
また、表書きも白無地に 「暑中お伺い」 と書いて、地味な包装紙で贈るのがいいでしょう。
そして、直接伺う場合でも、配送の送り状の場合でも、慰めの言葉は必ず添えるようにしましょう。
河北新報に 「お中元のマナー」 の記事が掲載されました!
http://www.stage-up.info/person/cat1/post-291.php