[お歳暮のマナー」 ②贈る相手について

長野淳子

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テーマ:暮らしの中で

「お歳暮」 は、日頃お世話になっている方に、
「今年1年お世話になりました。これからも宜しくお願いします」 という気持ちを込めて贈るものです。

勤務先の上司や取引先・恩師・仲人・主治医・習い事の先生・懇意の親戚などや、
日頃の厚意に対して感謝の気持ちを伝えたい人、離れて暮らす両親などにも贈ります。


贈る相手について

●両親をはじめ、仲人など個人的に深くお世話になっている方には、欠かさず送ります。
 注意すべきは、子供の国公立学校の先生や、国公立病院の医師などの、公務員に対してです。
 賄賂性が疑われたり、相手の迷惑が考えられる場合には控えましょう!

●職場関係では、いつもお世話になっている先輩や上司に対して贈ります。
 目下の者から目上の方に贈るというのが基本です。ただしこれは必須のものではありません。

●取引先に対しては、会社として贈るのが原則です。
 新規の取引先がある場合には、自分で判断せず、上司や担当部署に相談し、判断してもらいましょう。
 会社によっては 「贈答品」 を禁止しているところもあるので、相手先の規則などを確認しておきましょう。
 尚、よほどのことがない限り、個人として贈る必要はありません。


こんな時どうする?

●贈る相手が 「喪中」 のときは?
 お中元やお歳暮はお祝いの品ではなく、感謝の気持ちを伝えるものですから、
 相手が喪中であっても、贈ることに問題はありません。
 
 ただし、不幸から時間が経過していない時は、気落ちしていたり、
 身辺が落ち着いていないこともあるので、四十九日を過ぎてからにした方がいいでしょう。
 
 また、表書きも白無地に 「寒中お伺い」 と書いて、地味な包装紙で贈るのがいいでしょう。
 そして、直接伺う場合でも、配送の送り状の場合でも、慰めの言葉は必ず添えるようにしましょう。




河北新報に 「お歳暮のマナー」 の記事が掲載されました!
http://www.stage-up.info/cat6/post-103.php

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