「娘への手紙」
「お歳暮」は、日頃お世話になっている方に、
「今年1年お世話になりました。これからも宜しくお願いします」 という気持ちを込めて贈るものです。
「お歳暮」 の風習は、都市部などでは薄れていく傾向にありますが、
地域によって習慣が違ったり、様々なしきたりやルールがありますから、
そうしたことをしっかり把握して、相手に失礼のないように、感謝の気持ちを伝えたいものですね!
お歳暮の由来
新しい年(年神様)を迎えるためのお供え物を届けた 「歳暮(さいぼ)の礼(れい)」 が、
「お歳暮」 の原型とされています。
今でも 「新巻鮭」 や 「数の子」 などを贈るのは、年神様に供えるお神酒の酒肴に由来するものです。
「お中元」 と 「お歳暮」 の関係性
「お中元」 と 「お歳暮」 は、原則 「セット」 と考えるべきものです。
ですから 「お中元」 だけ贈って 「お歳暮」 を贈らないのは、かえって失礼になります。
また、「お中元」 より安めの品を 「お歳暮」 に贈るのも感心しません。
1年の締めくくりということもあり、「お歳暮」 の方が各上なのです。
ですから、1年に1度だけと決めた場合は、迷わず 「お歳暮」 のみにしましょう。
品物の金額についても、同じ相手に対して、極端に上げ下げするのは失礼です。
相手別にだいたいの予算を決めておくとよいでしょう。
表書き・熨斗・水引の意味
●表書き:何の品を贈ったのかを知らせる目録のようなもの。目的や用途に合わせて書き分けます。
●の し:本来 「のしあわび」 と言い、昔祝儀の際に薄く伸ばしたあわびを贈っていたのが始まりです。
現在は、それを紙にプリントして表したものが代用されています。
●水 引:贈答品を包む上包みを結び止めるためのもので、
何度繰り返してもいいお祝い事や、一般の贈答には 「紅白の蝶結び」 が使われます。
●名 前:水引の下半分の中央に贈り主の名前を書きます。会社の場合は名前の右に社名を入れます。
河北新報に 「お歳暮のマナー」 の記事が掲載されました!
http://www.stage-up.info/cat6/post-103.php