高齢者施設のひな祭り行事|芥川龍之介 「雛」の朗読会
年に一度の「朗読の祭典」
毎年6月に開催される東京での朗読会が、お陰様で先頃無事終わりました。
これは、NPO日本朗読文化協会が主催する 「朗読の日」 という公演で、
毎年全国から会員が集い、作品の発表を通して、朗読の楽しさを皆様にお伝えするもので、
まさしく年に1度の 「朗読の祭典」 です。
13回目を迎えた今年は、会場の銀座 博品館劇場に、6月20日㈯、21日㈰の2日間、
4つのステージに延べ100人の会員が登場し、延べ1000人のお客様がお越し下さいました。
今年も、スタンダードの名作や古典、現代作品、そして詩の朗読、朗読コンクールの優勝者、
更に今回は 加賀美幸子先生の講座の受講生による 「元気が出る漢詩」 など
バラエティーに富んだ内容でした。
「身体髪膚 之ヲ父母ニ受ク 敢テ毀傷セザルハ 孝ノ始メナリ」
私はこの 「朗読の日」 の公演には、第2回から参加し、
これまでは、向田邦子さんの作品を多く朗読してきましたが、
通算10回目の参加となる今回は、Aステージのトップバッターで
向田さんの 「父の詫び状」 より 「身体髪膚」 を読みました。
「身体髪膚 之ヲ父母ニ受ク 敢テ毀傷セザルハ 孝ノ始メナリ」
これは、
「私たちの体は、髪の毛から皮膚に至るまで、すべてが父母から貰ったものである
自分の身体を大事にすることが、親孝行の第一歩である」 という意味で、
体に残る小さな傷を通しての、向田さんの家族への思いが温かい眼差しで描かれた作品です。
お陰様で、Aステージ・トップバッターの 「一人読み」 も、グループでの 「笑話」 も
Bステージの 「司会」 も、そして、バッグヤードの 「ピンマイク付け」 や 「義援金の呼び掛け」 も、
すべてどうにか無事に務めることができました。
全ステージが終わった時、演出の先生に言われた
「みんな本番が一番良かった」 という言葉に、今年も胸をなで下ろしました。
この達成感があるから、また来年もこのステージに立ちたいと思うのです。
ご来場いただきました皆様、陰ながら応援して下さった皆様、
そしてスタッフとしてご一緒させて頂きました皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
この 「朗読の日」 の公演は、プログラムの作成から、チケットの販売・管理、
当日の会場運営など、ほとんどすべてを会員が分担して作り上げていく朗読会です。
またNPO日本朗読文化協会には、朗読が好きな方ならどなたでも参加できますので、
興味のある方、ぜひご入会下さい!! 一緒に朗読を愉しみましょう!!
★第12回 「朗読の日」 の模様はこちら
http://www.stage-up.info/person/cat1/12.php
★第11回 「朗読の日」 の模様はこちら
http://www.stage-up.info/person/cat1/11.php
★第10回 「朗読の日」 の模様はこちら
http://www.stage-up.info/person/cat1/10.php
★NPO日本朗読文化協会のホームページを、是非ご覧ください。
http://www.rodoku.org/