GWの谷間です
車に取り付ける「ドライブレコーダー」は,ご存じでしょうか。
事故の状況を保存しておくため,車のルームミラーなどに搭載し,前方などを撮影してくれるものです。
最近は,価格が安くなったこともあり,タクシー等だけでなく,一般の方の車にも搭載されているケースが増えているようです。
それに従い,交通事故の訴訟や相談でも,ドライブレコーダーが証拠として出てくることも増えてきました。
「なら,ドライブレコーダーの映像さえあれば,すんなりと解決するか」
と言われれば,そうではありません。
その映像が事実であると仮定しても,そのドライブレコーダーに記録された事故の発生状況を,過失割合に評価するとき,どのような割合をするかで,話がつかないことはいくらでもあります。
また,映像自体が見づらく,相反するどちらの主張が正しいのか,わからないケースもあります。
さらに,電子データである以上,書き換えされているケースがありうることも危惧します(実際,「相手からでたドライブレコーダーの映像が偽造されているのでは」というようなことを言われる当事者はいました。しかし,結局確証はありませんでした。)。
しかし,ドライブレコーダーがあれば,少なくとも,事故の発生状況の争いは少なくなるはずです。
皆さんも,自身を守るために,ドライブレコーダーの装着を検討されてはいかがでしょうか。