「〇〇しなきゃいけない」を手放す

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

私は、

「◯◯しなきゃいけない」

を基本的に手放しています。

「勉強しなきゃいけない」

「仕事しなきゃいけない」

あるいは、

「◯◯するしかない」

も手放しています。

「上司の命令だから、するしかない」
など。

これらはすべて、自分に選択権がない、感じになります。

例えば、

「生活のために働かなきゃいけない」

当然と言えば当然かもしれないですし、多くの人がそう思っています。

生活のため、家族のため、それがご自身にとって「頑張る動機」になるのであれば、それでオッケーですが、
頑張らなきゃできない、のは「無理している」とも言えます。

その無理は、いつか反動となって、病気になったりすることもあります。

「頑張れ!」と言われて頑張れる人もいれば、言われれば言われるほどテンションが下がる人もいます。

最終的には、仕事はしなきゃいけないんでしょうけど、無理に頑張るのと、自ら楽しんでやるのとは、まったく違います。

生産性も大きく変わります。

だったら、自分で選択して仕事するほうがいい。

管理職、経営者の皆さんは、

「給料払ってるんだから」

「仕事なんだから」

「上司の命令だから」

指示した仕事をしろ!と言ってしまったり、思ったりします。

上司側からすれば、当然の「動機」ですが、部下側からすれば、動機になりえない。

「この仕事をやりたい!」という動機を紐付ければ、上司が目くじら立てなくても、部下は勝手に生産性の高い仕事をしてくれます。

仕事は「するしかない」という、選択肢のないものではなく、
いろんな選択肢がある中で、この仕事が「したい」からする、という自分で選択する動機付けができるほうがいい。

介護業界の方であれば、ケアもそうであることがわかると思います。

介護保険の基本的な考え方に、「自己決定」があります。

これは、措置制度時代に、利用者である高齢者自身に決定権がなかったことの反省を踏まえたものですが、
それだけではなく、
無理矢理やるリハビリより、利用者様が率先してやるリハビリのほうが効果的であることは、実感としてあると思います。

「◯◯しなきゃいけない」を手放し、やりたい動機に紐付けること、

そうすることで、思いもかけない成果や結果が出ます。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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