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舩越克真プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

第4回 ストレスチェックを「やりっぱなし」にしないために

舩越克真

舩越克真

テーマ:ストレスチェック

ストレスチェックが「やりっぱなし」になっているとの声を聞くことがあります。せっかくお金と時間を使ってやるのに、何も役に立っていないとすると、もったいないですよね。

従業員にとって

従業員にとっては、検査を受けて、自分のストレス状態の通知が来て、特に問題なかったら、検査結果の分析をよく読まずにそれでおしまいになっているかもしれません。また、自分が感じていることと違う結果になったら、「こんな検査で何がわかる」と検査自体に不信感を持ってしまうかもしれません。
特に問題なくても、自分にはどんなストレスがかかっているかを自覚することは、自分を知るために大事なことです。ストレスは自覚できるものもあればできないものもあり、第三者が見たほうがわかるものもあります。ストレスチェックを、今の自分を知るきっかけにしたいですね。
また、高ストレス者といわれた人は、その後について不安を感じやすくなります。高ストレス者が医師の面接指導につながりやすくするために、その後の流れについて周知しておく必要があります。また、産業医がどんな人かわからなくて相談に行きにくいと感じる人もいるでしょう。産業医の人柄を周知するのも、いい手になるかと思います。

会社にとって

会社にとってはどうでしょうか。個々の結果を従業員に通知して、それでおしまいになっているかもしれません。高ストレス者の従業員から面接指導の申し出があれば、産業医などにつなげますが、それ以外の従業員については、「やりっぱなし」になりがちです。
たしかに、個々の従業員に対しては、会社は個々の結果を知ることができませんので、こちらからできることは少ないでしょう。しかし、ストレスチェックには、もうひとつの結果があります。集団分析です。
集団分析では、職場全体のストレス状況がわかります。たとえば、職場内で、働きがいのスコアが少なければ、働きがいがある職場づくりをする必要があることがわかります。また、健康に支障が出ている従業員が出ておれば、健康に配慮した働き方を考える必要があります。集団分析は、職場環境を考える大事なツールになります。

ストレスチェックは、実施前実施中だけでなく実施後の体制づくりによって、意味があるものになります。ぜひ、実施後の体制を強固にして、「やりっぱなし」にならないストレスチェックにしたいものです。

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舩越克真
専門家

舩越克真(社会保険労務士)

舩越社会保険労務士事務所

長年にわたるカウンセリング経験をもとに、実践的なメンタルヘルスやハラスメント対策研修を提供。誰もが快適に働ける「問題が起こりにくい職場づくり」を導きます。就業規則の見直しや労務支援にも対応

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