中小企業にとってもなぜ経営理念が重要なのか?
経営理念は不変、戦略は環境変化に応じて柔軟に書き換えていく、というスタンスが基本です。その不変の理念を策定する際には5つの進め方のポイントがあります。
進め方のコツ ― 5つのポイント
1. 時間を区切って進める
「いつでもできる」と思うと永遠に着手できません。「3か月で第一版を完成させる」などと期限を切り、月次でマイルストーンを設定してください。
2. 経営合宿を活用する
日常業務から離れた環境で、1泊2日でも集中して取り組むと、3か月分の議論が一気に進みます。幹部社員数名と一緒に合宿形式で取り組むのが特に効果的です。
3. 外部の伴走者を活用する
経営者だけで進めると、思考が堂々巡りになりがちです。経営者の問いを引き出し、整理を手伝ってくれる外部の伴走者(研修講師、コンサルタント、顧問など)の存在は、進捗を大きく加速させます。
4. 書き出すことを恐れない
頭の中で考えているだけでは進みません。まず書く、書きながら考えるという姿勢が重要です。手書きでもPCでも構いません。書いた言葉を見ることで、次の思考が生まれます。
5. 走りながら磨く
完成してから動き出すのではなく、60点の段階で発信し、社員と顧客の反応を見ながら磨いていく方が、結果的に良いものができます。
理念や戦略策定は、特別な才能や知識を必要とする作業ではありません。必要なのは、自社と真剣に向き合う時間と、自分の言葉で語る勇気だけです。「進め方が分からない」と感じている時点で、すでに経営者として大切な感性をお持ちです。あとは、最初の一歩を踏み出すかどうかだけ。今週末、ノートを1冊用意して、創業の頃を思い出すところから始めてみてください。


