危険な家庭、安全な家庭
身近な人に
過去の出来事を
何かのきっかけで持ち出されたり
何度も謝ったことなのに
繰り返し責められたりしたこと
無いですか?
一度や二度はあるのではないでしょうか?
「もう、終わったことなのに、勘弁してよ」
って、なりますよね
夫婦や親子間の会話では
とくに多いかもしれません…
私自身も
言う方も
言われる方も
両方の経験があります(苦)
人は、何かを見て
聞いて、感じることによって
「感情」が生まれますよね
ホラー映画なら、怖さを
悲しい物語なら、悲しさを
爽快なストーリーなら、爽快さを感じます。
例えば、以前経験したことがある
似たような場面になると
その時に味わった「感情」が
思い出され
その感情によって
「同じ言葉」が出てくるのです。
この感情は
自然に湧き出るものなので
本人が
止めたくても
止められないんですよね
ですから、
過去のことを持ち出して
相手を責めても
冷静になった頃には
本人も後悔していることも多いんです。
言わずに
我慢できることもあると思いますが
身近な人だからこそ
素直に出てしまうんですよね…
このような
「未完了な感情」は
共感や理解してもらうことで
少しずつですが
決着をつけることができます。
特に嫌なことに対しては
誰かに受け止めてもらうことが
大切なんですよね。
何度も同じことを
繰り返し言ってしまうのは、
その人の中で
消化しきれていない
受容しきれていない
感情が引き起こしているのです。
身体の傷は
治ったかどうか
目で見ることができますが
心の傷は見えません。
ですから、
あなたが誠実に謝っても
相手が大丈夫かどうかは、
分からないんですよね…
相手が、同じことで責めてきたら
「また、昔のことを出すのかー」とか
「うっとうしいなー」とか
「勘弁してくれよー」と反発し、
言い返してしまいたくなると思いますが
そうしてしまうと
更に傷は悪化してしまいます。
でも、もし、
あなたが
相手の心の古傷がうずいて
「痛いんだ」と理解し
「そうだったね…」
「そんなこともあったね」
「嫌だったんだね…」と、
受け止めていくと
相手だけが
楽になるのではなくて
あなたも楽になっていきます。
結果、関係性は
少しずつ変化していくと思います。