花粉症対策
1月下旬くらいから花粉が飛び始め、2月くらいから花粉症のシーズンが始まります。そろそろ予防を始めましょう。
ビタミンD
ビタミン Dの受容体はさまざまな細胞に発現しています。多様な作用を持つことが知られており、免疫調節にも寄与しています。アレルギーとの関連が指摘されているのです。
気管支喘息
血清の活性型ビタミンD3濃度と吸入ステロイドの容量に負の相関があることが報告されています。
アレルギー性鼻炎
小児では血中のビタミンD値が低いと、有意にアレルギー性鼻炎の有病率が上昇していました。またアレルギー性鼻炎の小児では、対照群と比較して有意にビタミンD値が低いことが知られています。小児以外でも、血清ビタミン値が20ng/mL未満だとアレルギー性鼻炎が増加したという報告があります。
毎日の食事(鮭、きのこ類)を中心にビタミンDに注意してみましょう。足りない方はサプリメントの摂取もおすすめです。
【耳鼻咽喉科疾患と生活指導-予防とセルフケア】
耳鼻咽喉科疾患に対する生活指導・予防・セルフケア
JOHNS(0910-6820)33巻8号 Page1046-1048(2017.08)