花粉症とビタミンD
私は鹿児島県指宿市に住んでいますが、毎日寒い日が続いています。そんな日にはショウガの効いた温かい食べ物が欲しくなります。いつも「肉肉うどん」のショウガはメガです。
日本では昔から「生姜湯」や「ショウガの効いた料理」を食して寒さを凌ぐ文化があります。生ショウガには辛味成分の「ジンゲロール」が豊富に含まれています。またショウガの加熱乾燥物にはジンゲロールの脱水反応産物である「ショウガオール」が含まれています。
「ジンゲロール」と「ショウガオール」
これら両成分は感覚神経に発現する受容体(TRPV1およびTRPA1)を介して神経系を活性化させ、アドレナリン分泌促進や褐色脂肪細胞賦活化を誘導して体温を上昇させるのです。
効能
ショウガの体熱産生作用、体表温上昇作用、エネルギー代謝亢進作用の効果は複数報告されており、。ショウガ抽出物が冷え性の女性の「手のひら」の温度を上昇させること、ショウガ粉末入りのパンの摂取が女子学生の額や手首の温度を上昇させることが報告されています。冷え性の方にはおすすめですね。
まだまだ寒い日が続きますが、ショウガを食べて乗り切りましょう。春はもうすぐです。
ジンゲロールとショウガオールの体熱産生作用
Functional Food (1882-3971)14巻2号 Page114-119(2020.06)