マグネシウム不足の症状
マグネシウムには様々な効果があり、インスリン抵抗性の改善が報告されています。
インスリン感受性を改善させたというのは、筋肉などで血糖が使われやすくなったということです。通常は筋肉などを動かすことで血中のブドウ糖を利用して血糖を下げています。インスリン抵抗性が悪化すると、この筋肉などで血糖をさげる働きが悪くなるのです。そして、血中のブドウ糖が利用できずに血糖値が高い状態が続く病気が糖尿病です。ですので、インスリン抵抗性が悪化するというのは糖尿病に近づくということなのです。
日本での試験ですが、マグネシウムを1日300mg、30日間服用させたところ、HOMA-Rを指標にしたインスリン感受性が有意に改善したとのことです。
マグネシウムは耐糖能異常にも有効のようです。日常的に摂取をこころがけましょう。ただし、腎機能が低下している方は高マグネシウム血症になる可能性がありますので主治医に御相談ください。
マグネシウム高含有塩水湖水液(MAG21)のインスリン感受性に及ぼす効果
マグネシウム (0913-4867)20巻1号 Page76-79(2001.11)