コラム
動物性生薬の現品
2017年5月17日 公開 / 2021年2月26日更新
《漢方薬の生薬には・・》
※漢方薬を構成する生薬には『植物性生薬』 『鉱物性生薬』 『動物性生薬』があります。
※活血化瘀(体内の瘀血(ヘドロ)を改善して血液循環を改善する事)に使用する動物性生薬については他のコラムに書いていますので、お読み下さい。
『䗪蟲(シナゴキブリ)・水蛭(ヒル)・虻(アブ)・蚯蚓(ミミズ)』
《動物性生薬=鹿茸》
※『生命力の源たる鹿茸』
鹿茸
成長した鹿の角よりも血液が通っている幼角を『鹿茸』と言います。
《鹿茸の作用》
※主たる効能
☆赤血球新生作用
☆骨密度低下抑制作用
☆性機能促進作用
☆腎臓保護作用
☆自律神経調整作用た
※当薬局てば服用しやすいカプセルタイプを推奨しています。
《動物性生薬=牛黄》
※『金よりも高価な生薬・ひときわ価値のある高貴薬』、これが牛黄です。
牛黄
牛に自然発生した胆石を『牛黄』と言います。
人間の胆石はコレステロール系ですので薬になりませんが牛の胆石はビリルビン系で貴重な動物性生薬です。
※主たる効能
☆肝臓保護作用
☆解熱作用
☆赤血球新生促進作用
☆血圧降下作用(化学薬品の降圧剤と異なり「下げすぎる危険性」は皆無)
☆抗酸化作用
☆抗ウイルス作用(インフルエンザ感染時に役立ちます)
☆強心作用
☆末梢神経障害改善作用(リリカのように眠くなる・太るという副作用は皆無)
☆鎮静作用(化学薬品のようにボーとしたり眠くなりません)
※当薬局では「カプセル剤」・「丸薬」を推奨しています。
《動物性生薬=蟾酥(センソ)》
※心臓のポンプ作用をダイレクトに元気にする動物性生薬=蟾酥(センソ)。
※主たる効能
☆強心作用(「どうき・むくみ・めまい」などを早く改善します)
☆抗不整脈作用
☆利尿作用(化学薬品の利尿剤のような副作用は皆無です)
☆自律神経調整作用
☆抗ウイルス作用
☆抗腫瘍作用
☆鎮痛作用
☆強壮作用
《これが蟾酥の源=シナヒキガエル》
※このカエルさん、刺激を与えると背中のイボから白い分泌物がにじみ出ます。
これを固めたのが蟾酥、空気に触れると黒く変色します。
カエルさん、こんな財布やキーホルダーに加工されています。
《動物性生薬=麝香(ジャコウ)》
※気の巡りを改善する動物性生薬=麝香、ワシントン条約で保護された高貴生薬です。
ワシントン条約で厳しく制限されているため、最近は麝香の代替品を使用する傾向がありますが、当薬局では古典通りに『麝香』を配合した漢方薬を取り揃えています。
最近では村田英雄さんが昔、宣伝していた漢方薬から残念ながら『麝香』は配合されなくなったとか。
それほど『牛黄』は貴重な動物性生薬なのです。
※主たる効能
☆自律神経調整作用
☆鎮痛作用
☆学習能力低下抑制作用
☆抗炎症作用
☆抗高脂血症作用
☆内臓脂肪減少作用
☆強心作用
☆血圧降下作用(化学薬品のように血圧を下げすぎることはありません)
☆抗ヒスタミン作用(花粉症対策にも有効)
※当薬局では分割して服用できる丸薬タイプを推奨しています。
※動物性生薬は効き目がシャープです。
心身に不調がある時、ぜひお試し下さい、お試し用に1日分から販売しています。
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