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佐藤宣幸

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佐藤宣幸(さとうのぶゆき) / 薬剤師

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コラム

スタチン系の副作用追加

2016年10月24日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:処方箋薬

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

《高脂血症改善薬》



『処方せん運用』は薬局ですから当然、当薬局でも対応していますが、漢方薬が主体の薬局ですから『処方せん薬の在庫』は極めて少ないのに『スタチン系処方せん薬』は在庫しているほど需要は多いのですが、厚生労働省は今年の10月18日、HMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン)を含有する製剤の使用上の注意に対し重大な副作用に『免疫性壊死性ミオパチー』の追記などを求める改訂指示を発しました。
直近3年度に合計3例の副作用症例が報告されており、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が改訂情報を伝えました。
改訂の対象となったのは
☆フルバスタチンナトリウム(商品名=ローコール錠)
☆プラバスタチンナトリウム(同=メバロチン錠)
☆シンバスタチン(同=リポバス錠)
☆アトルバスタチンカルシウム水和物(〃=リピトール錠)
☆ピタバスタチンカルシウム水和物(〃=リバロ錠)
☆ロスバスタチンカルシウム(〃=クレストール錠)など
※指示内容は、重大な副作用に免疫性
※自己免疫性ミオパチーとは
これらの『スタチン』を使用する患者さんのうち10万人に2から3例くらいの頻度で、この自己免疫性ミオパチーは発症します。
この病気は、どのスタチンでも起こる可能性があり、使用後すぐに症状が出現することもある一方、数年間何の異常もなく服用を継続していたのに、突然に発症することもあります。
※症状
両側の太ももなどに筋肉の痛みがあり、筋力は低下して、椅子から立ち上がったり、階段を昇ったり、物を持ち上げることなどが困難になります。
筋脱力は概ね軽度ですが、重症の事例も報告されていて、湿疹や関節痛を伴うこともあります。

※その他の副作用
☆横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)と,それに伴う急性腎不全)。☆黄疸,肝機能障害
☆血小板減少
☆末梢神経障害
☆間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)=アトルバスタチンカルシウム水和物
☆皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)
☆中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群),多形紅斑
☆高血糖,糖尿病(口渇,頻尿,全身倦怠感など)
 
かつて『総コレステロール』が219以上になれば一方的に、これらの『高脂血症改善薬』が漫然と処方されていました。
脹ら脛や大腿部に筋肉痛が発生する『「横紋筋融解症』という副作用が発生しても『消炎鎮痛剤』が追加されます。
これってどうなのでしょうか?。
私は『血圧』と『コレステロール』、何事にも『過ぎたるは及ばざるが如し』。
下げ過ぎるリスクってあると思いますよ。
※コレステロールの仕事
☆女性ホルモン・男性ホルモン・副腎皮質ホルモンなど全てのホルモンの原料
 低コレステロールは、これらの生成に悪影響
☆細胞膜の原料
 低コレステロールはガン細胞の攻撃から護ってくれる細胞膜が脆くなる
その他にもイッパイ私達を護る仕事をしてくれています。

《低コレステロールの危険性》




この大櫛先生の著書を読むと私の服薬指導は間違っていなかったと自負しています。
HDL善玉コレステロールが50以上あれば総コレステロールは240~259ぐらいの方が一番長生きという統計です。
逆に総コレステロールが200以下になると『ガン』が増えています。
脂質管理の理想は『LDL悪玉コレステロール』を減らして『HDL善玉コレステロール』を増やし結果として『総コレステロール』を240程度を維持する事ではないでしょうか。

※私か実践している脂質管理
☆正しい食事『正食』の実践

《ナント言ってもバイオリンク粒》


毎食後に10粒~15粒飲みます。
私は50年以上、実践しています。

☆質の良い脂質=『スクアレン』を摂る

《ナント言ってもサメミロンカプセル》


これは大学で酒を覚えたとき以来還暦過ぎた今でも晩酌の友です。
一時、飲みすぎた時、AST(GOT)・ALT(GPT)は基準値内でしたがγ-GTPが跳ね上がりました。
その時にナント『総コレステロール』が200以下になっていました。
これは『脂肪肝』・・・。
先ずは減酒しながら『サメミロンカプセル』を増量、そして田七人参粒を追加しながら運動を開始。
HDL善玉コレステロールを上げるには過激な運動は厳禁。
お薦めは『インターバル速歩』。
こうして半年後の検査では総コレステロールは240(これはHDL善玉コレステロールが上がった結果)、γ-GTPはもっと早く改善されました。
ヤッパリ健康維持には化学薬品よりも漢方薬や自然の恵みエキスが安心安全で効果が認知できます。
何年の化学薬品をダラダラ飲んでいると必ず『主作用』の陰に潜んでいる『副作用』に負けたり『副作用を緩和する化学薬品』が追加されドンドン薬の種類が増えたり、増えなくても薬の濃度=㎎数が高くなっていくと思います。
生活習慣病は薬よりも『食の改善』と漢方薬・自然の恵みエキスをお試し下さい。

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