赤富士に出会う
写真の物が、元祖「どら焼き」である。
京都・老舗和菓子店「笹屋伊織」製。江戸末期頃、5代目笹屋伊兵衛が京都・東寺から
僧侶の副食となるようなお菓子を作って欲しいと依頼があり、鉄板でなくお寺の銅鑼で
焼き上げたことから、その名前が付いた。
最初は、東寺に納めるだけであったがその美味しさが評判となり、大量に生産できないため
弘法大使の月命日である21日のみ一般にも販売した。
評判が評判を呼び、1975年からは毎月20日~21日の三日間のみ販売し、今に至っている。
お寺に納めるお菓子の為、殺生を行うことが出来ず「卵」は当初より使用されていない。