進む高齢化の現実
文科省によると国内には神社約8万1500社、寺院約7万5500寺)があるという。
しかし、この10年で約2700カ所が消えている。
人口減少が、もともと飽和状態であったといわれているこの分野に大きく影響している。
氏子、檀家が激減する中で、維持管理する費用は増えることにより、ここにきて一気に
「解散・合併」が進んだ。
また、全国的に有名な神社・寺院と、そうでないものとで収入的に少数の勝ち組と多数の
負け組に二極化も進んでいる。
例えば寺院は、檀家数が330家を持たないと今後の維持は厳しいといわれている。
筆者の知るある寺院も、ご子息の副住職は平日一般サラリーマンとして働いている。
「坊主丸儲け」という言葉は、もう遠い過去のようである。