呆れかえる「落書き」
前回号「精霊の伝え人 そのⅢ」では、清水町内にお住いの丸山郁夫、順子ご夫妻の創作料理や地元戸室石を使った創作工芸のお取組みについて紹介させていただきましたが、今回は、丸山ご夫妻の新たな活動についてペンを走らせたいと思います。
ご夫妻は、里山の学校として「はぐくみスクール」の活動をされています。
お二人はその熱い思いを、次のようにして記されています。
~「食べること」をとおして、いのちのとのつながりを育む を活動主旨としています。
「食べること」は私たちの最も身近な活動でありながら、その中には興味深く、大切なことであふれています。
野菜を育て収穫する、畑の環境や生物との関わりを知る、地域や人々との関わり、みんなで力を合わせて畑仕事をする、調理方法や野菜の性質を学び料理し、楽しく食べる。
そうした体験の中から考える・感じる・創造する・協力する・継続する・振り返るといった行動の基礎と自分との身のまわりの物事や生命との関係性を具体的に楽しく学んでほしいと思っています。
また、「食」の重要性を身に付け、食の選択を見極めることのできる人になってほしい。
そんな願いから「畑の中の学校 はぐくみスクール」はうまれました。~
この活動には、筆者はただ頭がさがる思いです。
インターネット、SNS、スマホ・・色々と便利になった時代となりましたが、しかしその反動として、環境破壊、異常気候、今まで経験したことのない「食」の諸々の問題・・等々「負の遺産」も多く起きています。
(写真の出典は金沢キッチンHPより)
「考える・感じる・創造する・協力する・継続する・振り返るといった行動の基礎と自分との身のまわりの物事や生命との関係性を学ぶこと」を、私たち大人自身が忘れていたのではないか? と考えさせられました。
ぜひ丸山ご夫妻には、現代の「精霊の伝え人」として、この「はぐくみスクール」を末永く続けていただきたいと、ただ願うばかりです。
続く・・・
精霊の伝え人 そのⅠ → http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2847/
精霊の伝え人 そのⅡ → http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2865/
精霊の伝え人 そのⅢ → http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2907/