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過信と二次感染

上野峰喜

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埼玉、群馬両県の系列惣菜店で販売された惣菜を食べた人たちがO-157に感染し集団食中毒が発生し、大きな社会問題となりました。当初は、ポテトサラダが原因のように思われましたが、その後ポテトサラダを食べていない3歳の女児もそのO-157に感染し、尊い命が失われるという最悪の結果となりました。


     2017.9.14 北國新聞より

菌の混入経路はまだ明確にされておらず、行政機関の調査結果を待つところですが、惣菜を取る「トング」の使い回しによって感染を広げた可能性が高いといわれています。

あくまで私見ですが、O-157は「加熱してあれば大丈夫」という販売する側の過信がこの食中毒を起こした根本的原因のように感じます。
利用客からは、「日頃から、同店の衛生面に不安を感じていた」という声も出ており、その後も「トングの使い回し」「惣菜に蓋をしてなかった」「効果期限を大幅に過ぎた消毒剤であった」「衛生対策マニュアルがあるのにも、常設されていなかった」等々その後からも次々と問題点が明らかになってきました。

まずは、加工、販売する側がO-157食中毒を対岸の火事のように考えず、謙虚に「殺菌・消毒対策」に向き合うことが大切なことだと思います。
また「加熱してあれば大丈夫」という誤った知識を改め、いま一度初心に帰り「食の安全・安心は何か?」と学ぶ姿勢も必要と考えます。

消費者側も、同様に「加熱してあれば大丈夫」という認識を改め、衛生面に不安を感じるものがあれば、まずは「回避する」という行動をとるべきと考えます。

食中毒は、「梅雨や夏の時期に起こるもの」「生ものには注意する」という知識はすでに通用しない時代・環境となっていることが現実そのものです。
そういう意味では、「過信が最も危険なこと」であると言えるでしょう。


①当社のお客様の「食の安全」好取組事例は以下の通りです。

医療法人社団扇寿会 老人保健施設 なでしこの丘様のお取組事例
http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2076/

社会福祉法人 若松福祉会 認可保育所 未来のひろば様のお取組事例
http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2695/

②当社の「食の安全・安心対策」に関するラインナップは以下の通りです。
http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/service1/167/

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株式会社金沢テックサービス

顧客からの信頼を第一に考えた経営理念が強みとなっている。「製品は実際に使ってもらって初めて評価される」ものであり、そのためには製品の品質だけではなく、会社や所属する人間の資質が大切だと考えている。

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