呆れかえる「落書き」
お花見の時期とこのGWの期間には、数十万の人が訪れたであろう兼六園。
その公園の中に意外と地元に人にも知られていない、「ラジオ塔」が凛として立っています。
まさに「目立たないが、存在感あり !」といったところでしょうか?
日本放送協会(NHK)が公共放送普及のために、今から84年前の昭和8年(1933年)に兼六園の中に設置し、名古屋放送局のラジオを受信し流していたそうです。
このラジオ塔は全国で460基設置されましたが、その後各家庭でラジオが普及しその役目を終えたそうです。
兼六園のラジオ塔には木製の灯篭型を採用したのも、先人達が兼六園の景観や、自然美という環境に配慮したのではないでしょうか。
ちなみに、このラジオ塔は全国の何カ所かと台湾に現存または復元されているそうです。
北陸では、この兼六園の他に小松市の芦城公園内にあるそうです。