大富豪が、ばらまく二酸化炭素
奄美諸島から沖縄にかけて、たった一夜だけ咲いて、朝には散ってしまう花があります。花の名は「サガリバナ」。
4枚の白い花弁に、無数に伸びる淡いピンク色のオシベが、特徴です。
花が木の枝から垂れさがるように咲くことから、「サガリバナ」とよばれています。
夏の夕方から咲き始め、夜には美しい花を満開に咲かせ、夜明けとともに散っていきます。
開花したサガリバナ
筆者も以前、沖縄宮古島でこの花の開花の様子を見た経験がありますが、まさにロマンチックで、幻想的な花といえます。
この花を見ることが出来るのは、7月頃から9月初旬あたりです。
昨日、奄美諸島のある離島に住む知人より季節の挨拶的な連絡があり、今年はいまの時期でも「サガリバナ」の開花を見ることができるとのことです。また日中は無数のセミが鳴き、うるさいくらいとのこと。近年にない異常な現象を感じ、「これも温暖化の影響 ?」と話していました。
このロマンチックな花も、開花時期を地球温暖化に惑わされている ? ようですね。
咲き終え散ったサガリバナ
いま某放送局で、この「一夜だけ咲く花」にかかわる連続ドラマが放送され、女性の方々には大好評のようですね。