大富豪が、ばらまく二酸化炭素
今年は沖縄付近の海水温が非常に高いため、「サンゴが白化」し、死滅に迫られていることをご存知の方も多いと思います。
白化したサンゴ
サンゴに適する海水温度は、26℃ ~ 28℃と言われていますが、今年の沖縄付近海域の温度は30℃を超え、サンゴの死滅が迫られるような異常事態となっています。
その大きな原因として、今年は現在のところ、沖縄を直撃する台風が来ていないため海水が停留している現象となり、水深の浅いところは直射日光を受け続けることにより、温度の上昇が続いているからだそうです。
かたや、北海道は短期間に3回も台風が上陸するという、観測史上にない事態となり大きな被害を受けています。まるで、「北海道が沖縄化」してきていると言えます。
その背景にあるものは、やはり「地球温暖化」が大きな原因で、「環境破壊」が予想以上に進行している顕著な出来事と言えます。
日本海側では佐渡島に、太平洋側では千葉県沖にサンゴが生息していることが、すでに確認されています。平たく言いかえるならば、「赤道が日増しに北上している」ということになります。いよいよ「待ったなし」の危険域に入って来たように、私は危惧しています。
この2つの出来事は、明らかに我々人間に「環境破壊」、特に「地球温暖化」への警鐘を鳴らしていると言えるでしょう。
もしかすると、100年後、200年後の子孫たちは、「北陸は、昔は雪国だった?」と思うような、冗談として取れないようなことになっているかもしれません。いや、すでに人間は、「地球上から絶滅した生物」となっているかもしれません。