中古住宅購入時に利用する住宅診断の概要
新築住宅と中古住宅では、どちらが得か、たびたび議論になります。新築にも中古にもそれぞれメリットがあります。
とはいえ、近年は中古住宅をリノベーションした物件が人気を博しているのは事実です。新築住宅と中古住宅のメリットを知り、どちらの住宅を選ぶべきか、考えましょう。
◇中古住宅・中古物件購入のメリット・デメリットや魅力
◇中古住宅のリノベーションなど付帯業務をワンストップで受けられ
中古住宅をリフォームする人が増えている
近年、中古住宅を購入してリフォームする人が増えています。住宅購入を検討している人からは、「新築住宅と中古住宅、どちらが得か」と質問されることもあります。
誰かが住んだ家ではなく、新しい家に住みたいといった気持ちがあれば新築住宅のほうが適しています。
周辺の環境が気に入っている、そのエリアが好きといった場合はどうでしょう。新築にこだわらず、その街にすでにある中古住宅であっても、住まいとしての価値、そこで暮らしていくことに十分に価値を見いだすことができます。
新築であっても、立地条件によっては資産価値を期待できない場合もあります。その反対で、築年数を経た中古住宅でも環境が良く、人気のあるエリアなどであれば、土地そのものの価値は下がりません。建物は必要に応じてリフォームを施し、今の暮らしに合わせた設備を備えることで、新築と遜色ない住まいを目指すことができます。
新築住宅は「自由に設計できる」ことがメリット
新築住宅のメリットと言えば「住宅ローンを組みやすい」ことと「自由に設計できる」ことです。仕様が決まれば、想定外の出費はあまりないため、資金計画が立てやすいのが特徴です。
オリジナリティのある間取りなどを実現したいといった場合は、新築住宅を選択するのもおすすめです。
その分、新築住宅は中古住宅に比べて割高になりがちです。
住宅購入では、住宅ローンを組むことが一般的ですが、以前の中古住宅ローンは住宅購入とリフォーム工事を別で組まなければいけなかったり、金利も高くなったり審査も厳しくなる場合もありましたが、現在では違法建築ではない限り、住宅購入とリフォーム工事の一体型のローンも増え、金利又は、税制面においても新築と比べても遜色が無くなって来ました。
私どもでは、ローン・現行の税制面の優遇情報などにまるわるご提案もさせていただいております。気軽にご相談ください。
中古住宅は新築よりも割安になる
中古住宅のメリットは「新築住宅よりも割安である」ことです。築年数が25年以上経過した建物の資産価値は低いので、土地の値段に近い価格で購入することができます。また、すでに建物があるので、リアルに住空間を体感することができます。改修する際も、隣家や公道などに配慮し、開口部分などについてより具体的にプランニングすることもできます。
新築住宅の場合、土台づくりから始める必要がありますが、中古住宅であれば必要に応じて手を入れるだけで住むことができる場合もあります。
そして、中古住宅であっても、内装や設備を自由に選ぶことができます。大がかりな間取り変更ができない場合もありますが、梁を見せて天井を吹き抜けにしたり、和室を洋室に変えたり。独立型の台所の壁を取り去ってオープンキッチンにするなど、専門家と相談しながら好みの空間にすることは可能です。
中古住宅の場合、耐震性が気になるという人もなかにはいます。そんな人は、1981年6月以降に建築確認申請が提出された中古住宅を中心に探すとよいでしょう。
ここから「新耐震基準」が適用されており、耐震性に関しては、現在の新築住宅と変わらないレベルにあります。
内装や設備の自由性が高く、耐震性も問題がない、おまけに割安であるという話になれば、中古住宅に注目が集まるのも頷けます。住宅購入の際は、リノベーション物件も視野に入れるとよいでしょう。