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コラム
複合化
2022年3月12日
某鶏卵会社が会社更生法を申し立てられました。
債務は500億円に迫ろうかという大きな事案です。
なぜここに至ったのかは不明ですが
物価の優等生と言われ
適正価格での商売もままならぬ鶏卵業界
その最大手の一角が今回の措置に至るにあたって
私たち中小企業も普段から視野に入れなければいけない複合化
ここに視点を置いてみたいと思います。
鶏卵を生産、卸すにあたって
① 親鳥を育てる
② 鶏卵を採取する
③ スーパーなどに卸す
こんなことが考えられます。
これをもう少し広く深く考えると
① 鳥はエサを食べる
② 親鳥になるにはひな鳥が要る
③ 不適合品が出る
④ 価格競争を避けたい
等が考えられます。
であれば
① 餌を作れないか
② 餌を作るなら他の農産品も同時に作れないか
③ 餌を他社へ売れないか
④ ペットの餌へ参入できないか
⑤ ひな鳥の生産が出来ないか
⑥ ひな鳥を他社へ売れないか
⑦ 鶏肉を売れないか
⑧ 鶏肉加工品を作れないか
⑨ 鶏肉、卵の専門店(飲食、小売り)はできないか
⑩ 玉子加工品は作れないか
⑪ 鶏ばかりでなく他の鳥の生産が出来ないか
。。。。
とにかく参入することにより
経費が下がる
安定供給できる
他の売上が創出できる
などを考慮するのです。
もちろん某鶏卵会社でもこのようなことは考えて来ていたでしょうし
全部とは言わないまでも取り掛かってもいたことと思います。
あとは
本社を東京に置くべきか他所に置くべきかということもありますが。。。
今やっていることに専念していて赤字であるとしたら
赤字を極めるのではなく
黒字の道を探すのです。
連続赤字の企業様
頭を屋我画する必要ありそうですよ(^^)/
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