明日へ問題を先送りしない
企業文化を考える上で面白い話を発見しました。
8匹のサルの話です。
8匹のサルを一つの部屋に閉じ込め
部屋の中央に天井からバナナをぶら下げます。
そのバナナを採るにはこれまた部屋の中央にあるはしごを登らなければなりません。
しかし、このバナナには細工がしてあります。
バナナを採ると部屋中に氷水が浴びせられ、
みなびっしょりと濡れてしまうのです。
勇気あるサルがバナナを取る度に
みながびっしょり濡れてしまう。
これを嫌ったサルたちは
誰かがはしごを登ろうとすると
その登ろうとしたサルをボコボコにやっつけてしまうようになります。
結果、誰もはしごを登ろうとはしなくなってしまう。
次にこの中の一匹を出し
新しいサルを部屋に入れる。
事情を知らない新参者ははしごに登ろうとすると
直ぐに周囲からボコボコにされてしまいます。
氷水が浴びせられる事など知らないまま・・・。
そして同じ様に古いサルを一匹ずつ
新参者に入れ替えていく。
同じ様に、はしごに登ろうとする新参者は
訳もわからないままボコボコにされてしまう。
それが嫌ではしごに登ろうという気力がなくなる。
最後に8匹目の古参のサルが新参者と入れ替わりました。
相変わらず新参者ははしごに登りバナナを取ろうとしますが
はしごに近づくと周囲のサルから袋叩きに会い
結局は訳もわからないまま
バナナを取ろうともしないし
はしごにも登ろうとはしないようになります。
チョッと待ってください。
最後のサルが入れ替わったという事は
誰一人としてバナナを取ると氷水が浴びせられるという事を知らないのに
はしごに近づくものは
とにかくボコボコにしてしまえという文化を持ってしまった事になります。
企業文化とはこうして形成されていくものです。
「なぜ?」
「自分達は何故この仕事をしているのだろうか?」
この言葉が抜けてしまっては大変な事になってしまいます。
企業文化の中に必要な一言を忘れたくはないものです。
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