介護職員と厚生年金

山本勝之

山本勝之

テーマ:採用

※こちらは、2016年11月の内容です。

厚生年金は、常勤の職員と比べて、労働時間・日数が
4分の3以上であるときには、健康保険と合わせて
加入することになります。

この厚生年金は、保険料が毎年上がります・・・。
(現在の健康保険・厚生年金保険料)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h28/h28ryougakuhyou10gatu


さらに、今年の10月からは、501人以上の企業では、
・週20時間以上
・月額賃金8.8万円以上(年収106万円以上)
・1年以上の勤務見込がある
(学生は除く)
に該当した場合、健康保険・厚生年金の加入の対象となります。

現在は、501人以上の企業に限定されていますが、
この限定の人数が下がるのは、時間の問題です。


これらは、厚生年金に入らない働き方を続けると、
老齢年金をもらうときに、国民年金部分しか年金額がなくなり、
少ない年金額を防ぐ役割もあります。


大手のスーパーや工場などは、厚生年金保険料に注目するのではなく、
人材確保の視点から、健康保険・厚生年金への加入を
考えているようです。


目先の負担だけでは、今後の経営はわからないということだと思います。




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 ※2020年7月16日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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