介護職員への指導は、期限を決めて

山本勝之

山本勝之

テーマ:面談、人材育成・マナー

介護の現場では、当たり前ですが、毎日同じ業務を繰り返しています。
高齢者の生活を支えているので、当然と言えば当然のことです。

それゆえに、介護職員への指導が、漫然となりがちになります。

そこで、おススメしたいのは、「期限を決めて」取り組むことです。


例えば、高齢者の着替えについて、技術をアップしょうとします。

これだけでは、毎日高齢者の着替えを介助しているのにもかかわらず、
技術をアップするには、取り組む本人に意識がなければ、できません。


そこで、8月の末までに、麻痺をもつ方の着替えの介助方法について、
研修のビデオと同じことができるようになろう、と言う具合に、
具体的に期限を設けて、指導をします。

期限を決めると・・・
夏休みの宿題と同じように、期限があれば、逆算して取り組みことができます。

また、何をやるかも具体的になるため、取りくみしやすくなります。

指導する上司にとっても、
「期限まであと2週間ですが、どんな取り組みをされましたか?」と言う具合に、
指導がしやすくなります。


ぜひ、期限を決めて取り組みをお願いしたいと思います。

さらに、ポイントを付け加えるならば、期限を決めてするのは、
1つか2つに絞ることです。(あまりたくさんあっては、取り組めません)


街角に、夏らしいお花がありました





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 ※2020年7月13日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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