これからは、いかに介護職員が定着するのかが、問われます。
介護職員を採用する際には、ご本人と面接をされると思います。
この面接は、1時間も2時間もかけることができないので、
どうしても短い時間の間に決まったことしか聞けず、
十分にご本人のことを知ることができないかもしれません。
このような状況で、採用してしまった場合は、ご本人を見極めることができません。
(反対に採用される側の職員も、事業所を見極めることができません)
では、どうしたらよいのでしょうか?
採用する際には、面接だけが採用試験ではありません。
例えば、
・履歴書に書かれている文字や、送られてきた封筒などを見る
→字のうまい下手ではなく、丁寧に書かれているか、常識があるか
・電話をご本人にしてみたときの受け答え
→丁寧な言葉使いか、電話という状況で話が理解できるか
このようなことでも、面接試験の一部として、ご本人を判断することができます。
採用後は、利用者さんやその家族の方と対応するのは、現場の介護職員です。
丁寧に物事を進められるか、社会常識があるか、電話でも相手に簡潔に話をし、
話の内容を理解したり伝えることができるかなど介護現場で必要なスキルが、
採用時の面接以外でもはかり知ることができます。
あらゆる機会を活かし、ご本人の持っているものを正しく理解し、採用しましょう。
もちろん事業所も、求職中の方から選ばれていることを忘れずに対応しましょう。
もとまちの街のなかで、定期的に寄席が開かれているようです。
※メールマガジン「労務と人材育成のヒント」を毎週火曜日の朝に発行しています。
パソコンのメールアドレスで、登録をお願いします。
https://www.directform.info/form/f.do?id=1834
※2020年7月11日に、記事の一部を修正しました。