激励と叱咤の間
いっぱいいっぱいで自信がない時
舞台や大会などで大きな役を任された・・・
或いは、そんなことでなくても
初めて責任のあることをやってみた時
自分の力量には見合わないと自分で思い
とても無理、自信がないと思い
とりあえずやってみるが
できないことがいっぱい
初めてのことがいっぱい
めげる
頭が一杯で考えられない
少しはうまくいくだろうと思っていたのが全くうまくいかない
初めてすることはうまくいかなくて当たり前。
うまくできることがひとつでもあればラッキー。
それをする役回りになったのは
できると思うから・・
或いはできるように徐々になるだろうと予測されたから。
にもかかわらず
思うようにいかないのは、出来ないことの状況を自分で作り出している。
いっぱいなのは自分を守ろうとしているから。
殻を作るのも自分を守ろうとするから。
何を守ろうとしているの?
小さなプライド?
今できていることは守らなければならないほどに大きいの?
うまくやらなければならない、と思うからできない。
うまくなければできる。
自分のできることを全部出してみればいい。
いっぱいいっぱいのグラスに
更に思い切り水を勢いよく注いでみれば
余分な水も一緒に抜ける。
うまくやろうとして、自分が持っているものを出せずに
上手く出来る人と同じことをやろうとしてると
グラスはいっぱいのまま。
自分が出来ることでいい。
勢いよく注ぐ水は、自分が考えて実際にやってみること。
何でできないんだろうと考えても、堂々巡り。
どうすればできるだろうに変える方が建設的。
足りないものを補うことより、足りなくても自分が出来ることを
出しつくしてやってみるから、本当にいるものがわかる。
自分が何をすればいいか、初めてわかる。
自分の中から全部出してみないと
殻は破れない。
失敗したらやりなおせばいい。
うまくできないものが全部出さなければ
外に出ていることはちょっぴり。
足りないのは当たり前。
カッコ悪くていい。
カッコ悪くても、自分ができることを出しきってみれば
確実に何かをつかめる。
そうやって人は成長すると私は思っている。
初めからカッコいい人なんかいない。
カッコよく出来る人だって
カッコ悪いことを繰り返している。