人は動き続けて活きる

うまさきせつこ

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テーマ:自然であること

人は動き続けて活きる

動く体、動いていない体は、じっとしていても
見ていると違いがわかるが
このコラムではいつも書いているように
心と体はつながっているので
心が体に引っ張られることも
体が心に引っ張られることも、どちらもあり得る。

病気や健康上の事情で運動を制限されている人は別だが
動けるなら動いた方が健康的にも精神衛生上にも
いい効果を生みやすい。

体がきつい、辛い
しばらく動かないでいる日々がずっと続くと
さて動こうと思った時には、よりきつくなっている。
誰もが毎日、ランニングした方がいいと言っているのではなく
とても疲れている時には体を休める必要があるが
自分が出来る範囲で
多少のことなら体動かした方が、体は活性化する。

年齢が進むほど
体を積極的に動かす人と動かない人の差は顕著になる。
骨の位置が適切な位置に納まっていれば
良い姿勢でいられて、内臓も良い場所にあるが
姿勢が悪くなると、内臓も下がり、居心地が悪い。
本来に自然な位置に内蔵があるに越したことはない。
良い姿勢でいるにも、体力も運動の習慣もいる。

先日、この2か月ほど、持病の調子が悪く
お休みされていた人が、レッスンに来られた。
家で安静にしていても、いい状態にはならず、体の節々が痛くなってきたらしい。

メールでお聞きした様子で、
その方の体の状態が今どんな感じであるか、想像がついたので
「こんなふうにされているのでは?」
と、いくつかアドバイスしたら
「言われるとおりです!
言われてみると、そうしてました」

じっとしていても楽にならないなら
動いた方が気分が良いとレッスンに来られた。

久し振りに来られた先週は、お顔の表情もしんどそうで
体の様子も今までとは違ったが
誘導して、一緒にレッスンするうちに見違えるように
以前のように生き生きした状態になられた。

帰られてから、大丈夫だったか心配だったが
今週も元気に来られた。
「やっぱり動かんとあきませんね」

ずっと長く続けて来られた方だからこそ
自分の体のきつさの原因にも、少しのアドバイスで気づき
修正が少しで済む。
またこの方の笑顔はすごくいい。

人は動き続けて活きる

人はいくつになっても
動ける限りは動いた方が、心と体が活きる。
5月に手術した義母は、退院直後から
積極的に動き、今では普段通りに元気に生活している。

「涼しい朝のうちに毎日出歩いてるよ。
全く心配ないからね。」
と言っていた。
モチベーションの高さに驚かされる。

致し方なく動かされるのでなく
自分の意思で目的を持って積極的に動く。
動くことを楽しんでやっていることが
何よりも心と体を生き生きとさせてくれる。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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