「ほんのちょっとの差」をどう考えるか

うまさきせつこ

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テーマ:発想を変えて前向きに生きる

「ほんのちょっとの差」をどう考えるか

いろんな体の悩みを抱える人たちとお会いして来て思うのは
うまくいかないことと思うようにいくこととの違いは
実際には「ほんのちょっとの差」
海と山ほど違いはしない。

「ほんのちょっと」がひとつでなく
あっちにもこっちにもあるから
それらが連動して、ほんのちょっとなのに
「思ったようにできる」ところまでは果てしなく遠く感じる。

ところが「ほんのちょっと」がいくつか
自分自身で違いを正せるほど
体に入っていくと

「全然ダメ」

「ちょっとまし」

「かなりまし」

「自分で感覚がわかる」

「他のところもつながってきた」
となっていく。

「ちょっとまし」でも希望が生まれる。
「かなりまし」では、すごく楽しくなってくる。
「自分で感覚がわかる」とものすごく楽しい。
「他のところもつながってきた」としたら
面白くてたまらなくなる。
できることが飛躍的に増える。
そこからは、自分自身でも創意工夫できるようになってくる。

この「ちょっとまし」くらいの差ならやっても意味ないよと考えると
不具合を我慢しながら暮らしていくしかない。
ところが、この「ちょっとまし」が
いい方向に向かう人と変わらないどころか、どんどん悪くなっていく人との境目になる。

蟻が大きな階段を上っていくようなものだ。
初めは平面を行くが、なかなか垂直の面には上れない。
垂直の面を上る時にはただの1段目だが
観察して、自分を見直し、やり方を変えて試行錯誤した蟻は
方向を変えて上がれる力がついている。

ほんのちょっとの差
上に上がれないから諦めるといつまでも1段目の平面。
諦めないで垂直面を上がった蟻は2段目にいて
次の垂直面を上がっていく。
「ほんのちょっとの差」を大事に繰り返した蟻は
以前の蟻ではない。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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