不器用はハンデではない
『わかる』って面白い
先日、久し振りにレッスンに来られた方から
翌日、メールを頂いた。
この方は数年前に初めてお会いした時は
かなりの怒り肩だったが、少しずつ改善されて
既に今では「怒り肩」の印象はない。
先日は反り腰を解消するのに
体幹の引っ張り方、感じ方
足裏の踏み方、昨日のコラム無駄な力を抜いて坐骨~踵(土踏まず)を通すで紹介したことや、
プリエの時のイメージなど、実際に触れて説明してやってもらうと
「あら!?」と言う感じで、時間をかけずに理解された。
『それにしても、ひざで箱をはさむような、という説明がとてもわかりやすく・・
こんな教え方をしてもらったことがあっただろうか、そもそもプリエの「方法」に
ついて説明されることなんかなかったな・・と思いました。
プリエした後の形について「おしりが出てる」などと注意されて引っ込めるだけで。
とはいえ、うまさき先生のプリエの説明はこれまで何度もうかがっているはず・・
です。それが今回なんか一段あがったというか一皮むけたというか、自分の中での
理解度がワンランク(えらそうですね、すみません)上がったような気がしました。
「わかる」っておもしろいですね。
同じことを繰り返し聞いていても、その時がくるまではわからないというか・・』
正確には『膝で箱をはさむ』と言うより
もっとリアルに四角い大きな椅子を脚の間に置いたのだけれど
これがあると下にはしゃがめないので、背骨を上下に伸ばして
骨盤下から坐骨~膝を長く送り出すようにして頂いたのだが
これは1回で、この方の中に入って行った。
(反り腰になる人のプリエ改善を
椅子に変えてみた。)
この方の言われるように『わかる』と言うのは
小躍りするほど面白い。
同じ方法を説明でしても、『わかる』ことができない時もあるのに
自分自身で試行錯誤していると
「あっ!」と全く関係がないような場面でわかったり
同じやり方、同じ説明が、するっと入っていく時がある。
その方に『わかる』準備が出来たと言うことだ。
これはその方が全くの受け身だったら
この『わかる』楽しさ、面白さを感じることは出来ていない。
レッスンに来れない間も、自分なりに
ああかこうかと試行錯誤されているから
水面下で少しずつ、体は変化してきているが
レッスンに来られた時に、それが表面に出る状態で
ご自分自身の腑に落ちる実感があったと言うことになる。
なかなかできない。
うまくいかない、と悶々とする方も嘆くなかれ。
繰り返し壁に穴をあけようと
小さな力でも開けようとする努力をしていると
ある日、壁にあちら側が見える穴が開く。
いったん穴が開くとせき止められていた流れが
次々堰き止めていた壁を押し広げ
そのうち壁があったことも忘れてしまう。
継続する力は自分が作り
作っている人には他社の「後押し」が来る。
継続してやっているからこそ、それがある。
だから『わかる』のは面白いのだ。
8月5日本日、正午ごろ
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JIJICO
「肩甲骨はがしはなぜダイエットにつながるのか?
について、私の書いた記事が掲載されます。
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