できる感覚を知っていればまた出会える
コンプレックスはエネルギーに変える
「あの人に比べて、自分はこんなにできない」
「才能がないからできない」
「先生にしかられてばかり」
誰でも人と比べて、自分を卑下してみたり
コンプレックスの塊になって自滅する経験をお持ちだと思うが
このコンプレックスがあるから、人はいい方向に向きたいと願うもの。
同じ人なんていないんだから
誰かと同じようになりたいと思ってもなれません。
でも、少しでも近づくことはできますね。
人それぞれ、性格も骨格も経験も環境も違うのだから
やりやすいこと、やりにくいこと
いいところ、悪いところもみんな違う。
誰もがひとつとない唯一無二の人間だから
いい方向に向かう進み方も進み具合も、考え方もあり方も違って当たり前。
コンプレックスを自分を悲しく思うだけの材料にしておくのではなく
コンプレックスの内容ゆえに、だからどうするの?である。
体が固くって、どうしようもない。
固くなるには原因があるはずだから、「固い」で置いとかずに
なぜ固くなるのかを観察する。
うちの教室やWSに来られる「固くって」と言う人を見てみると
手の施しようもないほど固い体の人はほとんどおられない。
大抵の人が「固く」なる状態で使っているだけで
それを生活習慣にしているので、固さが続いているが
意識して習慣を変えていくことで、少しずつよくなられていく。
ボディコントロールに来られるような人は
「人と比べる」ことより、自分に向き合うことをしようとされているから
コンプレックスは前向きのエネルギーに変えて行かれている。
人を見る時は、「ああ!こんなふうにするとできるのか」
「あっ!これは自分も同じだ」と
自分の体に置き換えて、自分であればもう少しこうかな?と
感覚的な基準としてみておられるように思う。
コンプレックスがあるのは、有難いことである。
誰だって、明るく楽しく生きたい。
打ち沈んで暗いのは楽しくない。
コンプレックスに蓋をしたってなくならない。
じゃあ、さらけだしてもいいやん。
ただし明るく。
あらあら・・
と、アドバイスしてくれる人もいる。
さらけだしたら、目に見えるものも違ってくる。
それまで見えなかったものが見えてくることもある。
さらけだしても恨めしそうにしてたら
人も運も見極める目も寄ってきません。
コンプレックスゆえに大成した人は数多くおられることをお忘れなく。
「み~んな悩んで大きくなった!」のです。
手のひらを返すほど速く変われるならだれも悩まない。
そんなに速く変われるなら、たいした悩みではない。
悩んで考えて動いて、少しずつ変化していくものが
気付いたら大きなエネルギーになっている。