「ほんのちょっと」から始めましょう
先日、東京から来られた方と大阪の教室の方がご一緒にレッスンされて
とても楽しそうに体のことを話されていた。
この日も下腹を伸ばし、坐骨を押して背骨を動かす感覚
をしながら、そこからできる展開を細かくやってみたり
体幹の一番下側として使う坐骨の動きと、脚の一番上としてつかう坐骨の動きのことを
椅子を使って説明してみたりして、とても納得されていた。
終わってから、またいろんな話をしていたが、どんどん話が盛り上がってきて
他県から、この1年ほど毎週通われている方は太極拳をされているのだが
中国人の先生のセミナーを受けた時に、
『日本人の動きは雑すぎる。
体の動きと言うものはもっと繊細で細かいものだ』
と言われたそうだ。
その先生の動きが本当に部分で動いているのでなく、
内側から出てくるような繊細な動きであることはよくわかったが
どうしていいかわからなかったと言われる。
それが最近になって『繊細な感覚』 『細かい動き』がイメージできるようになってきたらしい。
大きな部分で丸ごと動かしていたのが、本当に細いつながりであるのが感じられてきたそうだ。
初めはわからなくても、少しずつ重ねていくうちに、わからなかったことがわかっていき
その変化に伴って、出来ないと思っていたことが出来ていく。
体も意識も変わっていくものと感じておられる。
その嬉しさを話されているのに、東京の方が、それわかります~!
と、話が弾む。
いつも違うところでレッスンされている人たちが、体の使い方を通して
旧知の間柄のように話されたり、共感されたりしているのが
とても面白く不思議な思いで楽しく見た。