「駄目!」のリアクションは害

うまさきせつこ

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テーマ:自分自身を高める

「駄目!」のリアクションは害


私も昔やっていたと思うが
これをやると絶対上達しない!と思うこと。

苦手なことでも、そうでないことでも取り組んでいる最中で
「あっ!これいけない!」と思った時にするあれ!
思わずしてしまうオーバーリアクション(とは自分では思っていないが)を
習慣にしてしまうと、できない線を超えることができない。

例えば脚を上げてるとか、
前後開脚を立ち姿勢からやっていて
ぐらついたとき
「あ~~!」と
手をバタバタさせてのアピール(してるつもりはないと思うが)

これをやめないと、その苦手なことはできることはない。

厳しいようだが、これは
(私は一生懸命、この苦手なことをやってるんだけどうまくいかないのよ。)
という無意識の自己擁護である。

「駄目だ~!」とまず思わないことにして
バランスを崩しそうになった時のバタバタをやめて
例えコケたとしても、最後の最後まで一心に集中する。

本当にバランスを崩したりすることもあるけれども
最後まで、自分の体に集中した時にはできてしまうことが多い。
昨日もそれを注意したら、今までできなかったのが
最後までできていた。

大昔、泉 克義先生に言われたことがある。
ルルベからゆっくりパンシェしていくのにバランスを崩して落ちていたら
(つま先立ちで、片足で後ろに脚を上げていき、頭の方が下向きの形)

「たとえぐらついても、そのように見せないのもテクニック!」

それからは意識を集中して、ぐらついてもあきらめずに
ぐらつきは、次の動きに重ねて見せたりして失敗に見せない訓練にした。

他にも、「ん!?」と考え込む、宙を見る様な目。
これはアメブロでも書いたことがあるが、これも
「私は真剣に考えながらやってる」の自己満足になってしまう。

これをやっている時の頭の中は何もなくて
形だけの「やってます」ポーズになってしまう。
無意味なポーズ!ならいいが
害があるのである。

これをやめないと、どこまでも行き止まりが続く。
「これは絶対やらない!」と思ってするだけでも
変わってくる。

小さなことに見えるがとても大切なことである。
前向きと後ろ向きは両極端。
オーバーリアクションで自己擁護していると
スタート地点から後ろに下がるのと同じなのだ。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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