ほんの小さな違いからつかむきっかけ

ほんの小さな違いからつかむきっかけ

昨日、きつい長座、体育座り、楽な状態を実感したい
で、私も気づくことがあったので新たなやり方でやってみた。


ほとんど楽に座られてはいるものの、後もう少し伸びてほしいなあと思い
やってみたら、「あっ！こっちですね」と
はっきりご自分でわかる感覚をつかまれた。

この後の長座も問題なく
体育座りから坐骨～膝の延長に脚を伸ばしてもらうと
腰を丸くされたので、伸びたまま、坐骨は引き込んで、と促すと
これも、「ああ！なぜか腰を丸くすると思い込んでました」
と言われて、勘違いに気づき、修正された。

別のストレッチでも、流れの方向の小さな違いがわかり
気持ちよく伸びることができた。
股関節から楽に伸ばす方向
土踏まずに抜ける方向に伸ばしているつもりが、ハムストリングスを床方向に押していた。
自分ではそうではなかった自覚が
ほんの少しの促しで変化する。

実際にはできることを勘違いして、体にインプットしていることがままある。
自分ではできるやり方をしているつもりが、していることが異なることがある。

それに気づく時はとてもシンプルなことをしている時が多い。
以前、私も作品の振りのなかでしっくりできないことがあって
考え込んでいた時
ボディコントロールクラスのレッスンでお教えしている時に
「あっ！このやり方が複雑になってるだけやん！」
と、気づいたことがある。

それはほんの小さな違いでしかないが
ほんのちょっとのことが、体に馴染んですんなりできるか
何か違う！と違和感を感じるかに分かれる。

体のつながる流れはひとつだけれど
その流れを感じられるきっかけはひとつではない。
あらゆるところにアプローチはある。
どこで、「ほんの小さな違い、勘違い」に気づくかは
シンプルなことをアプローチを変え、また戻って繰り返す中にある。

「これはもうできていることだから大丈夫！」と思っても
更に新たな感覚が生まれることが結構ある。

うまくいかないことがあれば、シンプルなことに戻る
当たり前だと思っていることが当たり前にできているか
再確認することが近道だったりする。

うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
　せつこのゆったり自分コントロール