子供の目    うまさきせつこのボディコントロール

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テーマ:自分自身を高める

子供の目




子供は何を見ているのだろう。
親の元に産まれて
目が開いた時に初めて見るのは
親の顔であることが多いだろう。
或いは、子供の世話をしてくれる身近な大人の顔だ。

少しずつ目に触れるものが多くなって
興味津々で、子供は全てのものを見る。
親のすること、大人のすることをそのまま真似る。
子供にとっては真似ている意識は全くないだろうが
過ごす時間の多い大人のあらゆることを子供は
無意識に見ていて、自分の中にインプットしている。

レッスンなどで子供を見ていた時に幾度も感じたが
親の仕草や体の在り方、喋り方まで
子供は親そっくりである。
無意識な後姿、脚の形、ちょっとした癖
親御さんを見ているようで、びっくりすることもあった。

親のすることが無意識に入っていくのである。
親のすることは当たり前なこととして子供は
真似て行く。
「これはよくない。私はこういう風にはしない。」
と思う子供も少しいるが、そう思っても一緒にいる時間が長いだけ
影響は果てしなく大きい。
真似しないでおこうと思っても勝手に覚えてしまうのである。

習慣も食べるものも、同じ家にいて同じ時間を過ごしているのだから
似通って来ない方が不思議である。

多くの親が愛情を持って、子供のためにいろんなことをされているだろうが
子供を思うあまり、周りも何も見えていないケースもある。
親であることは大切なことで、子供の成長に親の力はかかせないが
子供は人間としての親の姿もかなりよく観察している気がする。

自分に関して考えれば、変わった子供であったから
親はさぞ扱いにくかっただろうと申し訳なく思うが
親の人としての在り方をすごく遠い目で見ていた子供であった気がする。
だから、子供の時よりも大人になってからの方が
親に対して共感もし、理解ができ、全てを含めて大事に思えた。

子供は未成熟であるゆえに、良いことも悪いことも
スポンジのように吸収する。
親も親以外の大人もまた、ずっと同じではない。
大人も子供も立ち位置が違っても、人としての成長途上なのだと今は思う。

親に反抗する子供もずっと同じではない。
あらゆることを経験するうち、成長し変化していく。
子供の目もまた見方が変わっていくのである。

子育ては「子供を育てる」それのみにあらず。
子育て=親育て=人育てであるのだと、しみじみ思う。
体を意識するように、それぞれの目も感覚も意識してみればまた
変化を実感することができる。

今日は子供の日。
子供も元子供も健やかであれと願う。

5月のワークショップご案内
  5月16日金曜日のワークショップは募集を締め切りました。
  5月24日㈯はまだ募集しております。
お知らせ5月10日㈯
 「Cross in the space 観る 語る 踊る]
 折田 克子によるワークショップとクリエイティブダンスシアターによるパフォーマンス。
 (私も踊ります)
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
   うまさきせつこモダンバレエ研究所
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専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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