固定概念を捨てる
無駄なことはひとつもない
昨日、ある方からとのメールのやりとりで
昔のことを思い出した。
昔、ダンスをご指導する仕事に就いた一番最初の仕事は
市民講座で子供たちを教えると言うものだった。
お母さま方は私より年上の方が多く
自分自身も先生についてアシスタントとしての経験はあったが
自分一人でするのはほぼ初めてで
がむしゃらに必死でレッスンしていた。
お蔭で2年目には募集30分で定員を超えた。
子供たちは可愛かったが
父兄との意識の温度差に苦労することになった。
市民講座は只ではないが親の金銭的負担は少ない。
発表会の会場などは市が提供してくれるが
そのほかのものはそのまま実費でかかってくる。
何もかも市が負担してくれるわけではない。
そのことに理解が得られない。
千円単位の発表会日の値上げも、
時間をかけてお話しして理解を得た。
毎年の発表会前は
30以上の作品を振付けた。
独立してからも合わせれば何百になるか数えきれない。
何百個の髪飾りや自分で出来そうなものは
1人で作った。
レッスンから帰って夜なべして作った。
そのうち、私が1人でやっているのを見て
手を貸してくれる人が少しずつ増えた。
少し大きくなった子供たちにも
簡単なものから作り方を教えた。
市民講座をやめて、独立した後も
いろんなことを1人で始めたが
必ず誰かが手を貸してくれた。
「そんなしんどい実にならないことをいつまでやるの?」
と、言われたことは数知れない。
でもばからしいと思ったことはない。
今はそれが全て自分自身の経験になっている。
衣装を作る、染める、
作品の作り方、曲選び
舞台運営の仕方、スタッフとのやり取り
その他数えきれないことが自分の身に付いている。
人と話して相手を感じ取り、理解を得る
投げ出さない
そういうことも培われたと思っている。
「うまさきせつこのボディコントロール」は
一見しんどくて、無駄に見え、実を結ばなさそうなことが
集まって少しずつ成長していると思っている。
その時はいずれそうなるとか、何かにつながるとか考えず
ただできることをして来ただけだが
気付けば全て自分の内側に蓄えられてきているのだ。
無駄なことなんてひとつもない。
今は自分から求めて下さる方が
私の元に来て下さる。
こんな有難いことはない。
※5月のワークショップご案内
5月16日金曜日のワークショップは募集を締め切りました。
5月24日㈯はまだ募集しております。
※お知らせ5月10日㈯
「Cross in the space 観る 語る 踊る]
折田 克子によるワークショップとクリエイティブダンスシアターによるパフォーマンス。
(私も踊ります)
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
アングルデザイン 本田恵子さんの作ったわかりやすいホームページ
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール