不器用はハンデではない
アンテナを伸ばす
「アンテナを伸ばせ!
右側に見えるものがあっても左側もわかるように。
前も後ろも!」
大昔、バスケットをしていた時にもよく言われた。
ディフェンスしているときも、オフェンスでも
敵と味方の位置関係、想像できる流れのイメージを持っておけと
いうことなのだが
昔はそういう感覚を「何となく」しか意識していなかったと思う。
今は、体を見ていなくても、顔を見ただけでも
「通っている体」「手足だけ」と言うのが見える。
自分がレッスンで見て頂く時
「あ!今のダメ!」と思った瞬間
人の後ろに隠れていても、先生には見えている、
と言うより、感覚でとらえておられる。
すごく広い場所で何十人と踊っているのに
質の違うものは、瞬く間にみつけられる。
私が見えたり感じたりするのは、そのプチ版に過ぎないが
違うものには目でなく、空気の色や人から出るエネルギーの質に
違和感を感じることで、「あ!こうではない」とわかるのだろう。
「洞察力」は目で見ることだけでなく、
見て聞いて触れて感じることであるから
必死で見ているからわかるものではないようだ。
このアンテナも伸ばしていくことで培われる。
よく観察してやってみて、できないところを何故うまくいかないか
考えて、そのやり方を実践し、そのうまくいかない経験を重ねた中から
体や感覚が反応して
「こんなふうになっている」
「ここが違う」
と察知するようになったり、
それによっておこる行動のパターンが読めたり
想像が付いたりする。
また、自分にとって必要なもの
自分が求めているもの、自分に役立ちそうなもの
そういうものが間違いなく
自分のアンテナにかかってくる。
それは理屈ではなく
独自のアンテナが伸ばされていると言うことになるようだ。
体を動かすことだけでなく、普段の生活の中での経験も
アンテナ伸ばしの要素の中では大きな割合を占めてくる。
毎日、嫌でも体も心も動いている。
ひとつのことに集中しながらも
全体をとらえる目も、その中で育っていく。
子供でも大人でも同じである。
※「4月のワークショップのご案内」http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/seminar/2693/
(4月から2日のうち1日を土曜日に設定しました。)
3/27㈮、4/11㈮のワークショップは募集を締め切りました。
4/19㈯のワークショップはまだ余裕がございます。
※「Cross in the space 観る 語る 踊る 遊ぶ」
折田 克子によるワークショップとクリエイティブダンスシアターによるパフォーマンス。
(私も踊ります)http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/service1
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール