体の意識は向上するもの
作品作りは自分との対話
作品を作る時は
もちろん、舞台や発表する場があって
日時も決まっているから
それに合わせて作っていくが
その時々で、自分の状態も環境的なことも違うから
作っていく過程は変わってくる。
群舞を作るのか、ソロ作品を作るのか
また自分自身が踊るものを作るのか
それぞれに違う。
作品を作る人に寄って、やり方も考え方も違うだろうが
私の場合、人のために作る作品は、その人を見て作る。
自分のしたいことがあって、その人にそれを当てはめるのでなく
その人を感じないとできない。
だから自分の作ったもので、その人が輝いて見えると
ものすごく嬉しい。
違う人の体を通すと、その人のテイストになっても
自分の意識や考えは反映されている。
人のために作っても、その時の自分の状態はその人に寄って投影されるが
特に自分自身が自分のために作る時は、その時の自分そのものになる。
作品を作ることは自己表現だが
「こんなものを作りたい」と最初に思って作り始めることもあれば
「どういうものにしようか」と考え始めて
「あ!私はこんなふうに思っているんだ」
「こういうことがしたいんだ」
と、気づくことも多い。
作品を作る度に、自分自身の未知の部分を知る。
知らなかった自分自身を知れば、それ以前とは違う自分がいる。
先日、折田克子先生にそんなお話をしていたら
「作品を作ることは自己との対話なのよ」
と、おっしゃった。
写真は数年前の群舞作品だけれど
今見ると懐かしいが、彼女たちも自分も成長の歴史が見える。
若い人たちを通して、自分がいる。
自分自身に問いかけ、答えを得る。
自分自身の中に全ての答えがある、と思う時だ。
その機会を自分の好きなことの中から持てることを
幸せに思う。
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