腸と脳の関係・・・免疫の力
伝統食育レシピ♪ 「キャベツ」
キャベツはヨーロッパが原産地のアブラナ科の野菜です。
日本には江戸末期に渡来しました。
晩春から初夏にかけて出回る春キャベツと、
冬に出回る冬キャベツがあります。
キャベツ特有の成分として有名なのがビタミンU、別名キャベジン。
胃腸の粘膜のただれを治し、保護する働きがあり、
胃腸のトラブルには強い味方となってくれます。
また風邪の予防や疲労回復、肌荒れにいいと言われている
ビタミンCも豊富に含まれています。
マクロビオティックでは、軽い熱冷ましや赤ちゃんの解熱には
そのまま頭部に当てます。ひんやりして気持ちがいいです。
また肉や魚の食べ過ぎでドロドロに粘った血液の浄化に、
キャベツなど青菜の絞り汁を飲んだりもします。
ただし、体を冷やす力(陰性)が強いので長く続けない方がいいです。
キャベツのビタミンCやUは水溶性で熱に弱いのが難点ですが、
春キャベツはやわらかく甘みもあり、生のまま食べられるので、
そのおいしさと栄養を丸ごといただけます。
千切りにして揚げ物の付け合わせにしたり、軽く塩もみをしたり、
また蒸したり、スープや煮ものにして汁も丸ごといただきましょう。
冷え症の人は、生食は控えてサッと火を通す料理にしましょう。
【鮮度の見分け方】
春キャベツは巻きがゆるく、葉がやわらかいものが良質です。
芯は500円玉より小さいサイズで、みずみずしい白で、
変色やひび割れがないかもチェックしましょう。
【保存法】
ラップに包んで野菜室に保存します。
丸ごとの場合は、芯を下にしておきます。
心に楊枝を数本差し込み成長を押さえます。
芯をくり抜くのも良いでしょう。