血流・人体の血管は地球2周半100000km
伝統食育レシピ♪ 「トマト」
南米ペルー原産のナス科の野菜です。
日本には江戸初期に入ってきましたが、当時は観賞用で、
食用となったのは明治以降です。
肉食の多いヨーロッパでは、昔から
「トマトのある家に胃腸病なし」といわれるほど、
その薬効が信じられてきました。
動脈硬化予防に使いたいトマト
栄養的には、カリウム、カロテン、ビタミンC、B群が豊富で、
動脈硬化を防ぐといわれるケルセチン、
血液をサラサラにするといわれるピラジンが含まれています。
近年とくに注目されている栄養素がリコピンです。
トマトの赤みをつくっている色素で、活性酸素を消す働きがあり、
ガンの抑制に有効といわれています。
リコピンは、生よりも煮る、さらに油で炒める方が
吸収がよくなります。
また、さっぱりした酸味はクエン酸やリンゴ酸で、
これは疲労回復に効果があります。
今は一年中出回っているトマトですが、旬は夏!
夏の完熟の露地ものが、ビタミンC、カロテンともに
多く含まれています。
おいしさも栄養価も価格も、夏が一番です。
【鮮度の見分け方】
ヘタがみずみずしい緑色で、ピンとハリがあるものは新鮮です。
全体に丸みがあって、ズシリとした重みがあるものは
果肉がしっかりして、甘くておいしい証拠です。
色むらや斑点のあるものは、避けましょう。