コラム
薬食同源「らっきょ」を食べましょう・・・!
2018年5月22日 公開 / 2018年10月13日更新
伝統食育レシピ♪ 「らっきょう」
カレーライスの付け合わせとして、おなじみのらっきょう。
ユリ科ネギ属の植物で、ふくらんだ部分を食用にします。
歴史的にも薬効の高いことで知られており、
「畑の薬」とも呼ばれ、漢方薬などにも使われている食材です。
中国が原産といわれ、2500年前の栽培記録が残っているそうです。
日本へは平安時代に伝わり、健胃・整腸の薬用として食されましたが、
江戸時代に漬物に利用され、昭和に入って塩漬け加工品が
出回るようになりました。
精進料理では、ねぎ、にら、にんにく、玉ねぎ、らっきょう
というにおいの強いものを五葷(ごくん)といい、
修行に影響を与えることを嫌って使いません。
疲労回復作用を期待
その特有のにおい成分は硫化アリル(アリシン)。
ビタミンB1の吸収を高めるため、疲労回復作用が期待でき、
殺菌や抗菌作用もあります。
動脈硬化の予防や改善作用もあると言われています。
フルクタンという食物繊維も含まれ、
それがビフィズス菌の栄養となり、腸内環境の改善、便秘解消、
また血糖値の上昇を防ぐため、糖尿病予防も期待されています。
ただし硫化アリルは刺激が強い成分で、
摂りすぎると、下痢や胃もたれなど消化器のトラブルを起こします。
1日4粒くらいまでにした方がいいようです。
薬効成分の硫化アリルは熱に弱いので、
塩漬けや酢漬けが食べられてきたのも納得できます。
良いことが多いですよ。
自律神経のバランス調整
自律神経のバランス調整をしたい方
まずは、日々の疲れをしっかり解消する事が先決です。
一時抑えの新薬に頼りすぎは禁物です。
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