会社のエライ人たちは英語で何という?
面識のない人に突然電話や手紙、メールを送るときに必ず使う言い回しが日本語にはあります。「突然のお電話、失礼いたします」「突然このようなお便りを差し上げることをお許しください」等々。それに慣れていると、英語でもそれが必要なのではないかと思われるでしょう。しかし、英語圏において、特にメールでは面識のない相手にビジネスメールを送ることは失礼でも何でもありません。ですから、謝りながら書き始める必要はないのです。
例1≫「突然メールを差し上げます失礼をお許しください」
I apologize for this sudden message.
日本語でもあまり最近は無礼とは思われないので、ここまで書かなくてよいでしょう。「メール」は、そのままだと"mail"ですが、これは英語では通常郵便を指します。手紙のみならず、小包なども含まれることがありますので、"e-mail"とはっきり区別しなくてはいけません。普通は"message"をよく使います。
例2≫ 「初めてメールを差し上げます」
Hello. This is my first time to write you.
これは書いたほうが良いでしょう。 "Hello"は実に意味が広い言葉で、丁寧度も低くはありません。「こんにちわ」だけでなく「初めまして」「どうもどうも」など、万能に使えます。親しい間柄なら"Hi"を使います。
例3≫ 「御社のホームページを拝見して書いております」
I am writing this after visiting / seeing your website.
例4≫ 「御社のホームページで拝見したXYZについて書いております」
I am writing about XYZ that I saw on your site.
例5≫ 「来週行われる御社の展示会に興味があり、書いております。」
I am writing this as I am interested in your exhibition next week.
例6≫ 「御社の新しいサービスについて伺いたく、書いております」
I am writing to inquire about your new service.
"I am writing ..." これは一般的に広く使われる書き出しです。このように紹介なしでいきなり相手にアプローチすることはごく普通になりました。相手をどうやって知ったかを最初に書くと、好感を持ってもらえるでしょう。誰でも興味を持ってもらえると嬉しいものです。
次の行で自己紹介を短くすればそれでOKです。まずは書き始めてみましょう!
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