『遅れそうです』 未来形

グレン・ブラウン

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テーマ:英文ビジネスメール・ミニレッスン

先日、英語で未来をあらわす時制は3通りあることをお伝えしました。
will, be going to, be ~ing ですね。
今日は、その中で be going to について取り上げたいと思います。

be going to というと、「~するつもりである」というのが一番多く使われる形でしょう。
実は、もう一つ使い方があるのです。これについてはやはり日本の英文法ではあまり触れていませんので、使う方が少ないようです。 しかし、実際には特に会話の中で非常によく使われます。

まず、次の例を見てください。 be going to の広く使われる形です。
Our company is going to launch a new business next year.
「わが社は、来年新しい事業を始めるつもりです」

この場合、will では弱すぎます。 will は未来形の中でも最も中立の意味なので、あまり根拠のない予測や、その場で思いついたことに使うからです。すでに決定していることには使いません。
be going to は意思決定はされているが、具体的にどこまで進んでいるかは定かではない場合に使います。もし、詳細まで手配済みであれば、be ~ing と現在進行形で「~することになっている」となります。

それでは、次の例はどうでしょうか。
Look at the black clouds! It's going to rain.
「あの黒い雲を見て!雨が降りそうだ」

この場合、意思とは何の関係もありません。 これが be going to のもう一つの使い方です。状況から見て、次に起こることが明らかである場合に「~しそうである」という意味で使います。

電車が事故で遅れたために、得意先との約束の時間に間に合いそうにない!電話をかけてそう伝えなくては! そう言う時に、これを使います。
"I'm so sorry but I'm going to be late. The train was delayed."
「すみませんが、電車が遅れたので遅れそうです」
これを "I'll be late." と言うと、遅れるかもしれないし、間に合うかもしれない、という中途半端な感じが出てしまいます。状況から見て避けられない事態が起こりそうであるときには、be going to を使いましょう。

This plan is not going to work. I don't think we can get the boss's approval.
「このプランはうまくいきそうにありません。上司の許可がおりないと思います。」

"Mitt Romney is not going to be elected." "Why do you think so?"
「ミット・ロムニーは選ばれそうにないな」「なぜそう思うの?」

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