『この問題は直せますか』 受動態の使い方(1)

グレン・ブラウン

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テーマ:英文ビジネスメール・ミニレッスン

英語では主語を省略することはできません。それに対して日本語は、どちらかと言うと主語を入れない場合の方が多いくらいです。英文メールを書くときにはその違いを意識しなければなりません。
主語は誰なのか?能動態で、人("we" "you" "they" "our company" など)を主語にするのか、それとも受動態を使うのか? それによって意味が違ってくることがありますので、注意しなくてはなりません。

「この問題は修正できますか」
能動態の場合ー "Can you fix this problem?"
受動態の場合ー "Can this problem be fixed?"

この場合、どちらが適切でしょうか。 能動態の場合、相手にその能力があるかどうかを聞いているような印象を与えます。 "Can you swim?" と聞くようなものです。これは結構、感じが悪くなってしまいます。 修正が可能であるか聞いているのですから、受動態の方が良いのです。

これは質問ですから相手に Yes/No の選択を与えていることになります。もし、是非修正してもらいたいと思うのであれば、もう少し強く
"This problem should be fixed." を使うといいでしょう。
"You should fix this problem." は、相手を責める意味が入ってきますので、要注意です。

受動態は、表現を和らげたい場合によく使われます。 誰がするのかを特定しないわけです。また、能動態よりも正式な印象が強くなります。

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