子どもが社会へ発達していく道筋
「儀式」
成長するにつれて、さまざまな儀式があります。
今を生きている、生きた証しを言葉・態度で精一杯自分自身にかかわった人たちに伝える・伝えてもらう儀式が行われています。
儀式は、一つに今までの自分を踏まえて、新しい世界に向けて自分を整理するという大きな意味があります。
儀式=通過儀礼と考えて見ますと、あまりに形式的でも味気ないし、といって自分自身の思いを長々と語るのも結局何が言いたいのかわからなくなって大味になってくるものです。儀式を行う側も一緒です。
儀式のメリハリがなくなってきていると感じる人も多いのではないでしょうか。
また儀式に意味を感じなくなってきている人も多いでしょう。
しかし昔から儀式は変わりなくあります。
今までの世界・自分から自立するためだけでなく、その人の過去と未来をつなぐためにも儀式は必要なのだと思います。
その人の生きた流れがわかるように。