自己愛・依存
「表現―ストレス」
人は安心したいがために,いろいろ言葉を尽くして自分自身を,あるいは自分の状況をわかってもらおうと説明しますし,人にもそれを求めます。そこから関係が生まれてきますが,説明のしすぎとは逆に、説明もなく関係を保つということも至難の業です。
「いろいろ思っている」「考えている」、だけど言葉としては表現できない・しない。
このことは,「言わなくても態度でわかるだろう」「察せられるだろう」ということでしょうが、それでわかるのは,しっかりした関係が成立しているのでしょう(そこには,「甘え」という魔物が潜んでいますが)。
しかし説明表現の量が少ないと,いろいろと想像してしまい,良くも悪くも受け手の都合のよいように加工され根がしっかりしない関係に陥ってしまう危険性を孕んでいます。
これも,安心したいがための裏目でストレスになってしまうことです。